思考を停止してみる

苦しみは思考から生まれます。

試しに思考を止めてみると、苦しみはピタリと止みます。

 

思考を止める。

これはある意味では、とても簡単なことです。

苦しい修行も、大金も必要なく、ただ「思考を止める」だけですから。

何の器具も訓練もいりません。

 

と同時に、とても難しいことでもあります。

なぜなら、思考はほとんど無意識に湧き上がるからです。

止めようと思っても、いつの間にか考えています。

次から次へと湧いてきます。

もお「どおにも止まらない」ってやつです。

 

誰にでも、今すぐできる簡単さでありながら、どおにも難しい。

なかなかうまくできています。(笑)

 

いかにこれを攻略するか。

今回はそんなことを考えてみましょう。

 

 

まず、ただ単に、今、思考を止めてみる。

 

これはわりと簡単にできます。

今この瞬間、何も考えない。

それは、わりと簡単にできます。

 

しかし、次の瞬間にはもう、「こんなことに意味があるのか」とか「だから何?」という思考が浮かびます。

さすがです。(笑)

さすがは長年思考にまみれて生きてきただけあって、すばらしい反射神経を見せます。

「次の瞬間」にはもう、思考が浮かびますから。

相当なもんです。

 

 

やり始めてまず頭をよぎるのが、無思考に居続けることに対する不安です。

「果たしてこんなことで私の人生うまくいくのかしら!?」と、もううまくいく、いかないに、頭が持っていかれています。

 

まず必要なのは、無思考に対する信頼です。

こんな場合はまず他の記事を読んで、無思考の何たるかを良く理解してから先に進むと良いでしょう。

 

 

大事なことは、何はともあれ試してみることです。

 

無思考が何をもたらすのか。

実際にやってみるのです。

 

数日、数週間、数ヶ月。

長い人生の中で、大した時間じゃありません。

 

それで、ものすごい効果があるのなら、シメたもんです。

何も無かったとしても、大した問題じゃありません。

 

とても簡単なこと。

いつでもどこでも誰でもできる、とても簡単なことに、ほんのいくらかの時間を、実際につぎ込んでみる。

そんな心積もりで、やってみましょう。

 

 

やることは、常に思考を見張る、ということだけです。

 

思考に無意識であることをやめ、常に意識している、ということです。

そして、思考が湧き上がってきたのを確認できたら、ただやめるだけです。

 

ただやめる、ただやめる、ただやめる。

本当にもう、それだけです。

 

ただひたすら、やめてみましょう。

「こんなことに何の意味があるのか」という強力な抵抗も、まあ浮かび上がるでしょう。

それでもただひたすら、やめ続けてみましょう。

 

さあ、何が現れるでしょうか…。

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