あの子に会いたい

別に策を弄したいわけではない。

ただ自分自身でいたいだけ。

別にお金を儲けたいわけじゃない。

ただ自分自身でいたいだけ。

別に論破したいわけではない。

ただ自分自身でいたいだけ。

 

自分自身でいることが、なぜこんなにも難しいのか。

それは最も簡単でありながら、最も難しいこと。

 

 

満たされない思いを、みんなが抱えてる。

それはフタをしてもごまかしても、消すことは出来ない。

フタをしても目を背けても、結局は処理しなければ前に進まない。

それにいつ向き合うのかという決断を、いつも先延ばしにしている。

 

100%の満足はあきらめているのか、それともそんなものは無いと思っているのか。

夢物語だと思っているのか、見ないようにしているのか。

 

最も見たくないもの、最も核心。

多くの人がごまかしている、口当たりのいい言葉でお茶を濁している。

永遠のモヤモヤの素。

 

直視するしかない。

別に目がつぶれたりしない。

なぜ避けるのか。

謎だよね。ただ見ればいい。

わかる、わからない、解決、未解決じゃない。

ただ単に見ればいい。

 

見ればどうなる?

どうもならない。

別にどうこうしようという気はない。

ただ見る。

克明に、細部まで、ありありと。

ただ見るだけ。

 

それでどうなる?

どうもならない。

ただ見るだけ。

見るとわかる。

それが何であるか。

それは何か?

 

 

それは満たされない思い。

「そこで待ってて」と言われて、延々待っている子供。

心細く思いながらも、ちゃんと言いつけを守って、延々待っている子供。

未解決のドミナント。

 

そりゃあモヤモヤする。

どんなに日常忙しくしてても、通奏低音でドミナントが響いている。

解決への緊張を孕んだドミナントが、四六時中鳴り響いている。

でもそれが当たり前になっている。

その緊張感に慣れっこになっている。

でも違和感はある。

微妙な違和感は、どうしたって拭えない。

 

80%くらいでは生きていると思う?

いやおそらく2%。(笑)

 

いつまでも待っててくれるからと、いつまでも待たせている。

いつお迎えに行くの? その子を。

お迎えに行く前にまず、その子を待たせているの、覚えてる?

「待っててね、『今』じゃないから、ちょっと待っててね」と言ったまま放置してるその子を、覚えてる?

永遠に来ない、今。

 

 

探しに行こうと思う、その子を。

あのとき置いてきたあの子を、今探しに行こうと思う。

見つけて連れて帰ることは出来ないとしても、会いに行きたい。

あのとき置いてきたあの子に、会いに行きたい。

そしてしばらくそこに、一緒にいたい。

何がどうなるかは知らないけど、ただ一緒にいたい。一目会いたい。

 

「会いたい」

 

あの子に今、会いに行こうと思う。

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