宇宙の物理学的法則

宇宙というものは、バランスの上に成り立っている。

テーブルの上に置かれたモノは、重力と、それに拮抗するテーブルの反作用で成り立っている。

どちらかがなくても、成り立たない。

何かと何かが拮抗して、何かが成り立っている。

 

あるエネルギーを発すると、それに拮抗するエネルギーが返ってくる。

親切をすれば親切が返ってきて、雑な扱いをすれば雑な扱いが返ってくる。

 

宇宙は拮抗の上に成り立っている。

拮抗しなければ、そもそも全ては崩れ去る。

「成り立っている」とはつまり、要素が拮抗しているということだ。

何か望むものがあるならば、それに拮抗するエネルギーを発すれば返ってくる、ということ。

いわゆる「引き寄せの法則」ですね。

自分の発しているエネルギーに見合う要素が、次々とやってくる、というアレです。

 

 

そもそも宇宙には「あるべき姿」というものがあって、そのように進行している。

宇宙はある方向に流れている。

その方向のことを「善」と呼んでもいいかもしれないし、「宇宙の意志」でもいいかもしれない。

あなたにもあなたなりの「あるべき姿」というものがある。

それに沿っている時、幸せを感じるし、物事はスムーズに進むし、拡大、成長を感じる。

 

つまり、本当に幸せになりたいのなら、本来望むべきでないものを望んではいけない、ということ。

それはあるべき姿から外れるということであり、すなわち、幸せから外れるということ。

引き寄せの法則がうまくいかないとはつまり、本来望むべきでないものを望んでいるということ。

あるべき姿、本来の望みを知るということが、いかに重要か、ということです。

 

ではどうやってそれを知るのかというと、それは知ることはできない。

それは知るものではなく、もともと知っているものだから。

どこかにあるものではなく、ここにあるものだから。

どこかにあって、それを「知る」のではなく、できることは、「すでに知っていることに気づく」くらいなもんです。

 

何もしない時にそこにあるもの。

勝手にそうである「それ」。

 

結局はそういうことになる。

つまり、「何もしない」ということ。

 

すでにあるもの。

自分の中を流れている宇宙の流れに任せる。

頭で考えるのをやめて、流れに任せる。

物事は展開する。

流れに沿って、物事は展開していく。

 

 

要素は拮抗している。

要素は次々とやってくる。

あなたが発しているエネルギーに拮抗すべく、要素は次々と訪れる。

 

大事なのはブレないことだ。

やってくる要素に左右されないこと。

何が起きても、自分のポジションからブレないこと。

宇宙は要素を勝手に運んでくる。

それは、そのように展開すべく展開しているから。

 

あなたはどちらかというと、コンダクターだ、プレイヤーではなく。

思わず手を出したくなるし、楽器を取って自分がプレイしたくなる。

しかし、コンダクターの立場を堅持することによって、美しいハーモニーは保たれる。

あなたは作用の中心点であることを、お忘れなく。

あなたがズレれば、不協和が展開する。

 

中心を堅持すること。

ブレなく展開をスムーズに展開させること。

そこにこそ人生の醍醐味があり、面白さがあるのだと思う。

 

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