宇宙というものは、バランスの上に成り立っている。
テーブルの上に置かれたモノは、重力と、それに拮抗するテーブルの反作用で成り立っている。
どちらかがなくても、成り立たない。
何かと何かが拮抗して、何かが成り立っている。
あるエネルギーを発すると、それに拮抗するエネルギーが返ってくる。
親切をすれば親切が返ってきて、雑な扱いをすれば雑な扱いが返ってくる。
宇宙は拮抗の上に成り立っている。
拮抗しなければ、そもそも全ては崩れ去る。
「成り立っている」とはつまり、要素が拮抗しているということだ。
何か望むものがあるならば、それに拮抗するエネルギーを発すれば返ってくる、ということ。
いわゆる「引き寄せの法則」ですね。
自分の発しているエネルギーに見合う要素が、次々とやってくる、というアレです。
…
そもそも宇宙には「あるべき姿」というものがあって、そのように進行している。
宇宙はある方向に流れている。
その方向のことを「善」と呼んでもいいかもしれないし、「宇宙の意志」でもいいかもしれない。
あなたにもあなたなりの「あるべき姿」というものがある。
それに沿っている時、幸せを感じるし、物事はスムーズに進むし、拡大、成長を感じる。
つまり、本当に幸せになりたいのなら、本来望むべきでないものを望んではいけない、ということ。
それはあるべき姿から外れるということであり、すなわち、幸せから外れるということ。
引き寄せの法則がうまくいかないとはつまり、本来望むべきでないものを望んでいるということ。
あるべき姿、本来の望みを知るということが、いかに重要か、ということです。
ではどうやってそれを知るのかというと、それは知ることはできない。
それは知るものではなく、もともと知っているものだから。
どこかにあるものではなく、ここにあるものだから。
どこかにあって、それを「知る」のではなく、できることは、「すでに知っていることに気づく」くらいなもんです。
何もしない時にそこにあるもの。
勝手にそうである「それ」。
結局はそういうことになる。
つまり、「何もしない」ということ。
すでにあるもの。
自分の中を流れている宇宙の流れに任せる。
頭で考えるのをやめて、流れに任せる。
物事は展開する。
流れに沿って、物事は展開していく。
…
要素は拮抗している。
要素は次々とやってくる。
あなたが発しているエネルギーに拮抗すべく、要素は次々と訪れる。
大事なのはブレないことだ。
やってくる要素に左右されないこと。
何が起きても、自分のポジションからブレないこと。
宇宙は要素を勝手に運んでくる。
それは、そのように展開すべく展開しているから。
あなたはどちらかというと、コンダクターだ、プレイヤーではなく。
思わず手を出したくなるし、楽器を取って自分がプレイしたくなる。
しかし、コンダクターの立場を堅持することによって、美しいハーモニーは保たれる。
あなたは作用の中心点であることを、お忘れなく。
あなたがズレれば、不協和が展開する。
中心を堅持すること。
ブレなく展開をスムーズに展開させること。
そこにこそ人生の醍醐味があり、面白さがあるのだと思う。
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