本当のことを探ると行き着く場所

あなたにとって常に必要なのは、「本当のことに向き合う」ということです。

何が本当なのか、常に見極める姿勢を保つことです。

それが、本当の人生を生きる第一歩です。

 

「本当のこと」以上のことはありません。

そこが頂点です。

それは本当に本当のことなのか、常に注意深くチェックしましょう。

常に本当のことに、敏感でありましょう。

 

あなたは本当にお金が欲しいですか?

あなたは本当に結婚がしたいですか?

 

人は大抵「お金が欲しい」と言いますが、そのためになんら具体的なアクションを起こさないならば、実は大して欲しいとは思っていないのです。

それは当たり前です。

お金なるものは、後から人間が考え出したシステムです。

自然に存在するものではありません。

「お金が欲しい」は、それがあると安心感が得られるというくらいの意味でしかなく、人間の根源的な欲求とはちょっと違います。

だから欲しいとはいいつつ、そこまで熱心にはなれないのです。

それを得るための覚悟と情熱が生まれるほど、真の欲求ではないのです。

 

結婚も、まわりからのプレッシャーだとか、「そういうもの」という固定観念とか、なんかしないと不安といった要素を取り除くとどうでしょう。

本当に結婚したいですか?

結婚だって、後から人間が考え出したシステムです。

それは本当に、あなたの根源的な欲求ですか?

 

「本当のこと」を正直に掘り下げていくと、今まであいまいなまま「なんとなくそう」だと思っていたものが、どんどん峻別されていきます。

あなたが本当の人生を生きたいならば、本当のことを峻別していく必要があります。

本当のことを、ひたすら見極めるのです。

 

そうすると、今までいかに自分で自分をごまかしていたかが、よくわかります。

今まで「そうしたい」と思い込んでいたものも、実は本心ではなかったとか、本当のことという観点で見てみると、まったく別の視界が開けたりとか。

「何が本当か」を見極めるだけで、自分というものがスッキリと整理されていきます。

真の自分が何か、ということに目覚めていきます。

 

 

あなたは何を求めているのでしょう。

あなたの本心は、何を求めているのでしょう。

 

真の欲求は何ですか、あなたはどういう存在でいたいですか。

 

最終的にあなたは、外側の状況に何かを求めているわけではないと気づきます。

最終的にあなたは、「自分自身」に対する自分の要求に気づきます。

 

「どういう自分であるか」

最終的にここに着目します。

どんなに素晴らしい状況に囲まれていてもみじめな自分でいるよりは、どんなにみじめな状況に囲まれていても素晴らしい自分でいたいと気づくのです。

つまりは「外側」ではなく、「内側」です。

 

あれもしたい、これもしたい、お金も欲しいし結婚もしたいと、外側にばかり拡散していた集中力が今反転し、一点に集中しました。

「自分」です。

自分さえどうにかなれば、全てがいっぺんに解決する。

外側のあれもこれもに手を焼くのではなく、自分さえ解決すれば、全てが解決する、と。

 

 

ここへきて物事が根源へと回帰しました。

全ての物事の根源。

「自分」。

 

今の自分はどうでしょうか?

外側にばかり気を取られていて、全く気づいていませんでした、自分がどうであるかに。

一体自分をどうすればいいのでしょう。

 

どうなりたいですか、自分。

どんな自分が理想ですか?

 

ここでもウソをついてはいけません。

正直に、本当のことを見極めていきましょう。

 

「誰からも愛される自分、みんなのことも愛せる自分」

「いつもニコニコと穏やかで、いつも安心していられる自分」

「いつもイキイキと輝いている自分」

とかですかね。

 

本当ですか?

本当にそう思いますか?

 

 

そんなことどうでもよくないですか?

 

より深く、より正直に探ってみると、何かであろうとすることすら、いらなくないですか?

そんなことも全部捨てたいです。

何もかも無くしたいです。

透明になって全てを透過させたいです。

「どうしたい」とか、それすら無くしたいです。

 

消したいです、完全に。

何もかも無くしたいです。

 

死にたいわけではありません。

「無」になりたいです。

 

正直に本当のことをしゃべると、そういうことになりませんか?

何も考えたくないし、何もいらない。

「無」になりたい、と、

あなたはどうでしょう?

 

 

無から生まれて、無に帰する。

これは量子力学?とか科学の世界でも、そういうことになってきているみたいですね、世界のしくみが。

無から最初源の元素が生まれ、それが複雑に組み合わさって物質になり、物質は分解してまた無に戻る。

 

全ては無から生まれ、また無に帰っていく。それを延々繰り返していると。

無への回帰衝動は、「有」である人間として、誰しも根源的に持ち合わせているのではないでしょうか。

 

 

無に帰りたいという衝動、ありませんか?

何かを成し遂げたいとか、何者かになりたいとか。

本当に正直に探ってみると、そんなことどうでもよくないですか?

 

全部忘れたいし、したいことなんて何もないし、欲しいものなんて何もない。

本当に正直に言うと、そういうことになりませんか?

(この衝動は、きっと科学的にも証明されているんだと思います!笑)

 

幸せになりたいとか波動を上げようとか、そんなこともういいよ。

ワクワクもキラキラもいらんよ。

それがぶっちゃけ正直なところではないですか?

全部捨てたい、何もいらない。

 

クリアになって透明になって、全てを透過してしまいたい。

何も残らない、何も知らない、何者でもない。

 

トコトン正直になると、無に行き着きます。

「もうええわ」っていうとこに。

 

そして「もうええわ」から、全てが始まります。

無から有が生まれるのです。

これも量子力学?とかの、科学が証明するところです。

 

全ての有は無に向かいます。

今「有」であるあなたに根源的に内在する衝動は「無」で、それは全ての存在の根源的な衝動です。

そして、無に到達したならば有に転じます。

転じざるを得ないのです。

それが科学が証明する宇宙の法則ですから。

 

無にタッチした瞬間、そこからすごい勢いで創造の芽が吹き出します。

あなたは新たな創造を求めています。

だから、無を求めているのです。

まっさらな自由の中で、萌え出ずる創造の体験を求めているのです。

 

有の上に有を積み重ねる行為はもはや創造ではなく、重荷です。

それはもう捨てたいと思っています。

真の創造を、志向しています。

真に創造するために無になりたいと思っているのです。

 

無にいることによって、常に新鮮な創造が湧き起こります。

そこに行きたいと思っています。

無を志向するのはすなわち、真の創造を志向しているのです。

 

この運動、この衝動は、宇宙レベルの動きなので、変えようがありません。

我々はただそれに乗っかっているだけです。

 

さあどうでしょう、あなたはどうでしょう。

頭の中までは誰も見ていません。

トコトン正直に、自分の中を見ていってください。

遠慮会釈なく、自分を解放してみましょう。

宇宙の流れを、つかみましょう。

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