あまりにも問題がない世界

問題なんて本当に何もありません。

借金をしているとか恋人にフラれたとか仕事をクビになったとか。

物事は全て、ただ単にそうであるだけですよね。

いろんな出来事に対して青くなったり赤くなったり、ああしなきゃこうしなきゃと反応するのは、防衛本能が作動しているのでしょう。

「自分」を「衛る」ために、そういった反応が起こるのでしょう。

しかし、

そもそも「自分」が無ければ、そういった反応は起こりようがありません。

そしてその衛るべき対象である「自分」なるものは、よく見ていくと実態のないものです。

どこにも存在しないのです、実際。

それは、思考によって構築された幻想です。

我々はたいがい、思考の中で生きています。

思考によって構築された世界の中で、思考によって生きているのです。

 

では、真のリアルとは何でしょうか。

それは「ありのまま」です。

ありのままには、それ以上もそれ以下もありません。

ただ「それ」だけです。

「それ」であることによって、嬉しくなったり悲しくなったりはしません。

いや、嬉しさや悲しさ自体も、ただの「それ」です。

 

その状態に着目してみてください。

物事が「それ」であって、それ以上でもそれ以下でもないない時、世界の状態、そしてあなたの状態はどうでしょうか。

嬉しさでも悲しさでもない、何でもない状態、それは何でしょうか。

 

実際それは「何」とは言えませんが、あえていうなら「それでよさ」です。

そして、それでよさとはつまり、「全肯定」です。

物事は全て、それでいいのです。

それでいいから、そうなっています。

その「それでよさ」を見たとき、「ああ、それでいいんだ」と安心してくつろぐことができます。

それが真のリアルです。

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