人はただ、自分自身でいたいだけ。
別に大それたことがしたいわけじゃない。
ただ伸び伸びとありのままに、自分自身でいたいだけ。
それだけが真の望み。
どこにいるか、何をしているかは関係ない。
どこにいても、何をしてても、ただ自分自身でいれれば幸せ。
「いかに自分自身でいるか」
注目点はそれだけ。
方法論としては、二つある。
- 自分自身でいること
- 自分以外を捨てること
どちらの場合にも基本となるのは、「自分とは何かを知ること」。
自分とは何かを知り、それに忠実であること、そしてそうじゃないものを捨てること。
この「自分とは何か」を間違えていたら、そもそもの前提が崩れる。
「自分」こそが、全ての前提。
だから、その見極めには慎重さを要す。
自分を見誤ったまま進めてしまうと、行き着く先は間違った場所。
行けば行くほど間違える。
初めの前提を常にアップデートし、新鮮な状態を保っていなくてはいけない。
それは生もの。
常に変わり続ける。
「今」しかない。
今この瞬間のそれと、次の瞬間のそれは、もう違ってる。
過去に執着すると、あっというまに見失う。
今この瞬間の自分の気持ち。
それだけが真実。
自分自身でいること。
それは難事業だろうか。
でも、チャレンジし甲斐のある面白いことであるのは間違いない。
自分も知らなかった自分に出会える。
次から次に、新しい自分が出てくる。
ヘタなドラマより面白い。
自分を取り扱うこと。
それはなかなか面白いこと。
自分も知らなかった自分を発見し、開発し、乗りこなす。
どんな景色を見せてくれるのか楽しみだ。
…
自分自身を知ること。
それはつまり、自分の望みを知ること。
何をしたいのか、どうしたいのか、どうなったら最高なのか。
それって、意外と自分でも知らない。
あるいは間違っている。
自分の望みだと思っていたそれは、実はウソで、本当の望みは別にあったりする。
なかなか一筋縄ではいかない。
だから面白い。
あらゆる制限やブロックを解除して、本当の本音を探るしかない。
こうしたらいけない、ああしたらいけないという制限は、もはや当たり前すぎていて、それがブロックであることすら気づかない。
当たり前のようにそれらは前提としてあり、その上でどうするかを考えている。
その前提から疑ってかからないといけない。
「その前提は本当か!?」と。
人の目を気にしていると、ブロックは強固になる。
ブロックはほとんど、人の目によって構築されている。
他人の目は完全に忘れないといけない。
忘れて、自分だけの感覚に忠実にならなくてはいけない。
自分の真の望みを知るとどうなるのか。
とりあえずくつろぐ。
「それ!!」と嬉しくなる。
ただ知るだけで、嬉しくなる。
叶ってなくても、叶うアテがなくても、ただ知るだけで、嬉しい、ワクワクする、くつろぐ。
「知る」の効果恐るべし。(笑)
叶わなくてもいいんです。
ただ「知る」だけで。
叶えようとしなくていいんです。
「そうである」と知っているだけで。
叶えようとするから、叶わないんです。
叶えようとするのは、それが「叶ってない」という前提があるからですね。
物事は「前提」によって展開していきます。
「その前提だから、この結論が導き出される」というように。
叶ってないという前提が導き出すのは、叶ってないという結論です。
叶っているという前提が導き出すのは、叶っているという結論です。
叶えたかったら、前提から入ります。
すなわち、「もう叶っている」という前提です。
もう叶っていれば、叶えようとはしません。
その前提に従って、結論は着々と構築されていきます。
すなわち、「叶っている」という結論が。
つまり、安心していれば安心の境地が手に入り、不安でいれば不安の境地が手に入ります。
そのまんまです。(笑)
あなたが前提としてそれを構築した瞬間、それはもう手に入っているのです。まだ形になってないかもしれませんが。
まだ花は咲いてないかもしれませんが、種はもう手に握っているのです。
そしてその種からどんな花が咲くかは、もう決まっているのです。
朝顔の種からひまわりは咲きませんし、逆もまた然りです。
朝顔の種を手に入れた瞬間に、朝顔の花はもうあなたのものなのです。たとえまだ咲いてなかったとしても。
種はあなたの望みです。
正しい種を握らないと、正しい花は咲きません。
正しい種は、握った瞬間嬉しいのです。
たとえまだ咲いてないとしても、その種を手に入れた瞬間、もう嬉しいのです。
種を物色しましょう。
あなたが欲しいのは、どの種?
よりどりみどりの中から探しましょう。
自由に、制限を取っ払うと、さらに新しい種が登場します。
「あ、こんなのもあったのか」と。
あなたにピッタリ合うものを探してください。
違ったらまた新しいものを物色してください。
「種」。
そこが重要です。
咲いてしまった花は、もう変更しようがありません。
種。
種を手に入れましょう。
まだ咲いてないとしても、それはすでにあなたのものです。
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