自分が何をやっているかを自覚する

我々は普段、「良い」とは思わないことを、やってしまいます。

それはもう、かなりの確率です。

「良い」が幸せを生むとわかっていても、そうではないことを選択してしまうのです。

 

この時の選択の基準は、ほとんど「クセ」や「惰性」です。

今まで長年やってきたやり方が、身についてしまっているのです。

ですから、かなり意識的に、そして強い意志をもって「良い」を選ばないと、なかなか選び続けることが出来ません。

 

つまらないなあと思っても、先が気になるので終わりまで見続けてしまったり、つまらないなあと思いながらも、一度始めてしまったことなので、とりあえず終わらせたいと思ってしまったり。

「わかっちゃいるけどやめられない地獄」は、かなり強力に作用します。

本当に幸せな自分へと変化するには、これを断ち切る必要があります。

 

これはもう、新しいクセをつけるしかありません。

「良い」を選ぶことがクセになって身についてしまうまで、意識的に変えるしかありません。

常に今自分が何を選択しているかに着目し、そして「良い」を選び続けるのです。

いつも、何が「良い」かについて考え、その「良い」を常に実践するのです。

 

 

人間には、意志の力が備わっています。

これによって自分の望む人生に変えられるという、人だけに与えられた特別な力です。

その力を活用しましょう。

あなたが望む人生に変更したいなら、意志の力を活用してください。

 

「う~ん、大変そうだな…」と思うかもしれませんが、結局はあなたがやりたいかどうかです。

何の強制もありません。

結局はそこまでして自分が変わりたいかどうかです。

 

方法はもうわかりました。

それは、努力ではどうにもならないことではありません。

100億円集めろとか、100mを10秒で走れとか、そんな不可能なことではありません。

誰でも努力だけでできることです。

あとは、やるかやらないかです。

 

逆に言えば、どう努力していいかわからなかったのが、わかったのは素晴らしいことです。

幸せを掴むためなら、全然努力することは構わないと思っていたけれど、具体的に何をどう努力すればいいのかサッパリわからなかった。

それが今、わかりました。

 

それをやるだけで、誰もが幸せになれるという具体的な方法がわかった今、あとはやるかやらないかだけです。

 

常に「良い」を選択し続けること。

何が「良い」かの純度を研ぎ澄ませ、その「良い」に向かって邁進すること。

それだけです。

 

 

安易に手に入れることが素晴らしいことだとは思わないでください。

安易に手に入れたもの。

それは「安易なもの」です。

あなたが手に入れたものがどんな高級品であろうと、安易に手に入れたものは「安易なもの」です。

 

人はいかに安くいいものを手に入れるかを考えますが、その考えはあなたにとって「良い」ですか?

良いと思うなら、ぜひその考えでやってみてください。

そして本当に幸せになれるか、試してみるとよいでしょう。

 

何が「良い」かは、心の声が教えてくれます。

初めは濁っていて、純粋な声は聞こえないかもしれません。

その場合、間違った声に従うことになり、間違った結果を生むでしょう。

 

あなたが受け取った結果が「良くなかった」としたら、あなたが「良い」と思ったものは、実は「良くなかった」ということです。

 

しかし、真剣に真心を持って何が「良い」かの試行錯誤を繰り返していけば、「良い」の純度は上がっていきます。

純度が上がると、結果の純度も上がります。

 

あなたは常に敏感に察知してください。

「良い」の純度と、その結果の純度について。

 

 

改めて、幸せは可能です。

具体的に何をやればいいかが、ハッキリとしています。

あとは、やるかやらないかだけです。

 

今、この瞬間にも、あなたは選択をし、その結果は着々と作られています。

 

あなたは自分の選択を、まず自覚してください。

「自分は何もしてないよ」というなら、「何もしない」という選択をしているのです。

自覚していようがしていまいが、あなたは選択をしているのです、毎瞬。

 

その無自覚を自覚することが、最初の一歩です。

あなたは自分の不幸を嘆く前に、そこに至った自分の無自覚を自覚してください。

そして、不幸を嘆くことが「良い」ことかどうか、考えてみてください。

 

その行為は、あなたの内なる声が「良い」と言っていますか?

それはあなたを幸せに導いてくれますか?

 

人は自覚的になると、いかに無自覚に自分に不利な選択をしていたかがよくわかります。

「自覚」がまずスタートです。

自分は何をしているのか、何を選択しているのか、その結果がどうなっているのか。

 

まずはそこを知るところから、始めてみてください。

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