今、そのままで幸せ

苦しみが「否定」から起こるとしたら、幸せは「肯定」から起こる、ということになりますね。

苦しみの実体、そして苦しみからの解放

 

確かに、物事を「それでいい」と認めることができるなら、それは幸せな状態と言えるでしょう。

では、どうやってそのような状態を達成するか。

 

 

そもそも、物事は「そうなっている」ものです。

変わるものと変わらないもの

 

ものごとは「そうである」という肯定が、大前提です。

「そうでない」ものが存在するはずがありません。

否定されているならば、初めから存在していません。

存在しているということは、すでに「そうである」ということです。

世界は「肯定」で成り立っています。

 

それなのに我々は、ことあるごとに「そうでない」を発します。

あれはイヤだ、これはイヤだ、そうであっていいはずがない、こうあるべきだ。

つまり「否定」ですね。

 

世の中すべて、肯定で成り立っているのに、そこに否定を発して、うまくいくはずがありません。

齟齬をきたします。

それがつまり「苦しみ」です。

苦しみの実体、そして苦しみからの解放

 

 

ではなぜ、否定が出てくるのか。

それはワガママですよね。(笑)

我を張っているということです。

自分を優先して、世界と同調していないということです。

 

しかし逆に考えると、否定が出てくるってすごくありませんか?

肯定で出来ている世界に否定が出てくるって、すごくありませんか?

 

つまりその否定すら、肯定されているということです。(笑)

その否定は、問題ないと「認められている」のです。

世界は自分に同調しないものすら、許しています。

 

 

それを知りましょう。

 

存在する全ては、存在しているという時点ですでに許されているということを、知りましょう。

つまり、あなたは今のままでOKなのです。

何の問題もないのです。

あなたが今、そこにそうして存在していること自体、世界からのお墨付きです。(笑)

 

その世界のお墨付き。

つまり、あなたは逃れられない肯定の中に生きているのを知ること。

それこそが「幸せ」です。

 

肯定が幸せであるなら、あなたは今、すでに幸せの中にいます。

というか、今までその中にいなかったことなどありませんし、そこから逃れることもできません。

なにしろ、生きていること、存在していること自体がすでに幸せなので。(笑)

 

 

幸せは達成するようなものではありませんでした。

あなたはすでに幸せの中にいます。

必要なのは、ただそれを「知る」ことだけです。

 

今までも、これからも、あなたはずっと幸せです。

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