現実を変える方法

「現実を変えたい」

この願いを、結構みなさんお持ちですね。

 

「現実を変えたい」

でも実際は変わらない、と。

 

今回はこの願いを、どのように叶えていくのかを見ていきます。

なぜ変えたいと思うのか、そして実際にどう変わっていくのか。

順を追って解きほぐしていきます。

 

そもそも、現実を変えるなんてことは本当に可能なのか!?

可能です。

そして、そのためのコツもちゃんと存在します。

 

「変えたい→変わらない」をいつまでも繰り返していてもキリがないので、ここらでひとつその堂々巡りをやめて、正しいやり方のレールに乗りましょう。

 

 

なぜ変えたいのか。

それはもう言うまでもなく、現状に満足していないからですね。

今、現にある、この現実に、満足がいってない。

そういうことです。

 

要するに、「満足したい」と。

ポイントはそこです。

現状どうこうよりも、「満足したい」。

そこがポイントです。

 

ですから、現状がそのままであっても、満足できればOKなハズです。

つまり、本来知るべきは、現状を変える方法ではなく、「満足する方法」です。

現状どうこうじゃなくて、満足することこそが、本来の目的です。

 

 

じゃあ、どうやって満足するか。

これは、「そう思い込もう」としても無理ですね。

満足じゃないものを満足だと思い込もうとする。

これは無理です。

 

例えば全てのことに感謝しましょうとか、ありがとうを100回言いましょうとか。

全くそうは思わないこと、あるいは全くそうしたくないことを無理やりやっても、とても満足できるとは思えません。

「無理をすること」は、どのような理由であっても、満足からは程遠いものです。

 

無理なく、ラクに、スムーズにいくのが、本来の満足のはずです。

 

そう、「無理なく」「ラクに」「スムーズ」。

これが本来の満足です。

そうすると、無理なく、ラクに、スムーズにいく方法こそが、満足する方法とも言えます。

 

では、無理なく、ラクに、スムーズにいくようにするには、どうしたらいいか。

どうしたらいいと思います?

 

これは簡単ですね。

力を抜くこと」です。

 

芸術だろうとスポーツだろうとビジネスだろうと、あらゆるジャンルにおいて高いパフォーマンスを発揮するのコツは「力を抜くこと」です。

これは間違いありません。

これはどの道のエキスパートであっても、共通して口を揃えて言うことです。

ピアノだろうとゴルフだろうと交渉術だろうと、全てに共通するコツは「力を抜くこと」です。

つまり、生きるのに最も大切はコツは「力を抜く」ということです。

 

 

力を抜くと、どうなるのか。

まず、ゆるみます。

ゆるむと、掴んでいたものが離れていきます。

すごくこだわっていたこと、大事に思っていたこと、何が何でもそうすべきだと思い込んでいたことが、解けて、ほどけて、流れていきます。

 

「流そうとする」のではありません。

「流れていく」のです。

 

無理に手放そうとするのではありません。

自然と手離れていくのです。

 

抜いて抜いて抜きまくって、それでもまだ抜きまくれば、自然と流れています。

気付いたらもうありません。

わだかまり、執着、妄想、そこに付随する不安、焦燥、嫌悪。

溶けて流れて消えて去ります。

 

シンプルに抜くことだけに集中します。

手放そうとか、こだわるのはやめようとか、そっちに集中するのではなく、ただ単純に力を抜くことだけに集中します。

 

力を抜くことに習熟しましょう。

力を抜くエキスパートになるのです。

力を抜くとはどういうことかを、極めましょう。

力を抜く達人になるのです。

 

力を抜く達人=人生の達人、です。

 

 

どうでしょう、納得のいく方にはとても納得のいく内容だと思いますが、「えーなにそれ!?」って思う方もいるかもしれません。

「えーなにそれ!?」の方は、なぜ「えーなにそれ!?」って思うのでしょうか。

それは、力が入っているからです。(笑)

 

何か「こうあるべき」や「こうあってほしい」からズレた時に、「えーなにそれ!?」ってなります。

つまり、何かを掴んでいるのです。

ぎゅっと握り締めている何かがあるのです。本人は無自覚でしょうが。

 

そのぎゅっと握り締めている何かが手離れた時に、「なんでもいいや」ってなります。

なんでもいいや、お気楽極楽地上の天国、となるのです。

だから、力を抜くといいですよ、という話。

 

「そんな簡単にいくもんか」っていうのも、そうですね。

何かを為すとは、難しいもの、困難なもの、大変なものという考えを握り締めています。

いやむしろ大変であるべき、簡単にできることなんて大したことではない、そんな考えを握り締めています。

 

いかに力を抜いて、いかに自由になるかが、カギです。

自分で無自覚に持っている思考の癖や、思わず反射的に反応してしまう特性などを、自分自身で知ることは、かなり難しいです。

なぜなら無自覚だから。(笑)

思考の癖を一個一個見直そうとか、そんなのは無理です。

それよりも、ただ単純に、脱力に注力するのです。

自然と抜けていきます。

勝手に流れていきます。

思考の癖だとか掴んでいたこだわりとかは、勝手にほどけて、流れていきます。

 

 

さて、「現実を変えたい」という話ですが、このように、現実を変えたかったら、力を抜くのです。

こだわりが抜けていきます。

こうであるべき、こうあってほしいというこだわりが抜けると、「それでいい」となります。

力を抜くことによって、無理なく、ラクに、スムーズに物事が流れていきます。

 

無理なく、ラクに、スムーズに物事が流れると、当たり前のように、現実が変わります。

滞っていたこと、つっかえていたことが流れ出し、物事がスムーズに運びます。

 

現実は「変える」のではなく「変わる」のです、勝手に。

そのためのコツが、「力を抜く」です。

「えぇ~、そんなことでいいの!?」と、ちょっと力が抜ける感覚を味わいながら、そのままの感覚で、脱力街道を落っこちてみてください。

脱力に習熟して、脱力エキスパートになりましょう。

 

現実を変えることは、年齢国籍性別能力全く関係なく、誰にでもできることです。

誰にでもできるとても簡単なことではありますが、むずかしいことがあるとしたら、それを愚直に実践し続けることです。

つっかえていた物事が動き出し、流れ出し、軌道に乗るまで、ひたすら実践です。

 

今回の内容についてはもう、変わらないほうがおかしいと、理屈では納得されたことと思います。

あとはそう、やるだけです。

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