「現実を変えたい」
この願いを、結構みなさんお持ちですね。
「現実を変えたい」
でも実際は変わらない、と。
今回はこの願いを、どのように叶えていくのかを見ていきます。
なぜ変えたいと思うのか、そして実際にどう変わっていくのか。
順を追って解きほぐしていきます。
そもそも、現実を変えるなんてことは本当に可能なのか!?
可能です。
そして、そのためのコツもちゃんと存在します。
「変えたい→変わらない」をいつまでも繰り返していてもキリがないので、ここらでひとつその堂々巡りをやめて、正しいやり方のレールに乗りましょう。
…
なぜ変えたいのか。
それはもう言うまでもなく、現状に満足していないからですね。
今、現にある、この現実に、満足がいってない。
そういうことです。
要するに、「満足したい」と。
ポイントはそこです。
現状どうこうよりも、「満足したい」。
そこがポイントです。
ですから、現状がそのままであっても、満足できればOKなハズです。
つまり、本来知るべきは、現状を変える方法ではなく、「満足する方法」です。
現状どうこうじゃなくて、満足することこそが、本来の目的です。
…
じゃあ、どうやって満足するか。
これは、「そう思い込もう」としても無理ですね。
満足じゃないものを満足だと思い込もうとする。
これは無理です。
例えば全てのことに感謝しましょうとか、ありがとうを100回言いましょうとか。
全くそうは思わないこと、あるいは全くそうしたくないことを無理やりやっても、とても満足できるとは思えません。
「無理をすること」は、どのような理由であっても、満足からは程遠いものです。
無理なく、ラクに、スムーズにいくのが、本来の満足のはずです。
そう、「無理なく」「ラクに」「スムーズ」。
これが本来の満足です。
そうすると、無理なく、ラクに、スムーズにいく方法こそが、満足する方法とも言えます。
では、無理なく、ラクに、スムーズにいくようにするには、どうしたらいいか。
どうしたらいいと思います?
これは簡単ですね。
「力を抜くこと」です。
芸術だろうとスポーツだろうとビジネスだろうと、あらゆるジャンルにおいて高いパフォーマンスを発揮するのコツは「力を抜くこと」です。
これは間違いありません。
これはどの道のエキスパートであっても、共通して口を揃えて言うことです。
ピアノだろうとゴルフだろうと交渉術だろうと、全てに共通するコツは「力を抜くこと」です。
つまり、生きるのに最も大切はコツは「力を抜く」ということです。
…
力を抜くと、どうなるのか。
まず、ゆるみます。
ゆるむと、掴んでいたものが離れていきます。
すごくこだわっていたこと、大事に思っていたこと、何が何でもそうすべきだと思い込んでいたことが、解けて、ほどけて、流れていきます。
「流そうとする」のではありません。
「流れていく」のです。
無理に手放そうとするのではありません。
自然と手離れていくのです。
抜いて抜いて抜きまくって、それでもまだ抜きまくれば、自然と流れています。
気付いたらもうありません。
わだかまり、執着、妄想、そこに付随する不安、焦燥、嫌悪。
溶けて流れて消えて去ります。
シンプルに抜くことだけに集中します。
手放そうとか、こだわるのはやめようとか、そっちに集中するのではなく、ただ単純に力を抜くことだけに集中します。
力を抜くことに習熟しましょう。
力を抜くエキスパートになるのです。
力を抜くとはどういうことかを、極めましょう。
力を抜く達人になるのです。
力を抜く達人=人生の達人、です。
…
どうでしょう、納得のいく方にはとても納得のいく内容だと思いますが、「えーなにそれ!?」って思う方もいるかもしれません。
「えーなにそれ!?」の方は、なぜ「えーなにそれ!?」って思うのでしょうか。
それは、力が入っているからです。(笑)
何か「こうあるべき」や「こうあってほしい」からズレた時に、「えーなにそれ!?」ってなります。
つまり、何かを掴んでいるのです。
ぎゅっと握り締めている何かがあるのです。本人は無自覚でしょうが。
そのぎゅっと握り締めている何かが手離れた時に、「なんでもいいや」ってなります。
なんでもいいや、お気楽極楽地上の天国、となるのです。
だから、力を抜くといいですよ、という話。
「そんな簡単にいくもんか」っていうのも、そうですね。
何かを為すとは、難しいもの、困難なもの、大変なものという考えを握り締めています。
いやむしろ大変であるべき、簡単にできることなんて大したことではない、そんな考えを握り締めています。
いかに力を抜いて、いかに自由になるかが、カギです。
自分で無自覚に持っている思考の癖や、思わず反射的に反応してしまう特性などを、自分自身で知ることは、かなり難しいです。
なぜなら無自覚だから。(笑)
思考の癖を一個一個見直そうとか、そんなのは無理です。
それよりも、ただ単純に、脱力に注力するのです。
自然と抜けていきます。
勝手に流れていきます。
思考の癖だとか掴んでいたこだわりとかは、勝手にほどけて、流れていきます。
…
さて、「現実を変えたい」という話ですが、このように、現実を変えたかったら、力を抜くのです。
こだわりが抜けていきます。
こうであるべき、こうあってほしいというこだわりが抜けると、「それでいい」となります。
力を抜くことによって、無理なく、ラクに、スムーズに物事が流れていきます。
無理なく、ラクに、スムーズに物事が流れると、当たり前のように、現実が変わります。
滞っていたこと、つっかえていたことが流れ出し、物事がスムーズに運びます。
現実は「変える」のではなく「変わる」のです、勝手に。
そのためのコツが、「力を抜く」です。
「えぇ~、そんなことでいいの!?」と、ちょっと力が抜ける感覚を味わいながら、そのままの感覚で、脱力街道を落っこちてみてください。
脱力に習熟して、脱力エキスパートになりましょう。
現実を変えることは、年齢国籍性別能力全く関係なく、誰にでもできることです。
誰にでもできるとても簡単なことではありますが、むずかしいことがあるとしたら、それを愚直に実践し続けることです。
つっかえていた物事が動き出し、流れ出し、軌道に乗るまで、ひたすら実践です。
今回の内容についてはもう、変わらないほうがおかしいと、理屈では納得されたことと思います。
あとはそう、やるだけです。
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