さて前回の記事で、素晴らしい世界を出現させたいなら、素晴らしい自分になりなさい、という話をしました。
では、どうやって素晴らしい自分になるか。
次に気になるのはそこですね。
「行動の内容」よりも「その時の気持ち」が大事
これに関しては、部屋を片付ける、とか、着ている洋服を変える、とか、話す言葉を変える、といった、具体的な行動が示されたりもします。
それはきっと効果的です。
具体的に何かを変える、というのは、効果があります。
しかし、どういう気持ちでその行動を起こすかが、より重要です。
「なんかイヤだな…」という気持ちのまま、無理して派手な色の服を着ても、意味がないということです。
なにしろ大事なのは「自分」ですから。
自分がどう感じているかが大事ですから。
イヤイヤやっても、イヤイヤな世界が出現するだけです。
そういう意味で、あなたの本心を探るという作業が必要になってきます。
「本心」が大事な理由
あなたの本心。
それは、うそ偽りのない、あなたの心。
そのあなたの本心を喜ばせること。
これが、喜びに満ちた世界を出現させるコツです。
そのために、常にあなたの本心をチェックし続けている必要があります。
「今、本心は何を感じているか」と。
例えば部屋を片付けるなら、ゴチャゴチャの部屋とスッキリ片付いた部屋、どちらが本心が喜ぶかを聞いてみましょう。
まあ大抵はスッキリと片付いた部屋ですよね。
本心の喜びに従って部屋を片付けると、うまくいきます。
スッキリと片付いた部屋で過ごすことがまた本心の喜びを呼び、それがまた喜びの出来事を引き寄せます。
これが「やらなきゃいけないから」という理由で、イヤイヤやったとしたらどうでしょう。
動きは雑になり、身が入らなくなり、完成度もテキトーになります。
最後には中途ハンパに終わってしまうかもしれません。
そして結局、またすぐに部屋が散らかってきます。
同じ行動が、全く違う結果を生むのです。
これが「本心にお伺いを立て、その後に行動」という順序が大切な理由です。
本心の状態を、常にチェックしている必要があるのです。
そして、本心に従って動けば、必ずうまくいくのです。
なぜなら本心は最終地点であり、それ以上がないポジションであり、そこが最高到達点だからです。
これ以上ない場所が「良し」であれば、それ以下は自動的に「良し」となるのです。
「本心」と「エゴ」の違い
というわけで大事になってくるのが、「何が本心か」という見極めです。
我々は本心ではなく、エゴの要求を満たしてしまう場合が非常に多いですね。
エゴというのは、個を安全、快適に存続させるために働く機能なので、「自分さえよければ」という発想に陥りがちです。
エゴの要求を満たすその時、本心は何かイヤな気持ちがしていることがあります。
あなたが着目すべきは、本心のほうです。
本心は「最終地点」でありますから、「イヤな」とか「足を引っ張る要素」というものが皆無です。
エゴの要求を満たすときに、何か「いやらしさ」や「引っかかり」を感じたなら、それは本心の声です。
あなたが大事にすべきは、そっちです。
何の足を引っ張る要素もない、明朗爽快に何のわだかまりもなく「イイ」と思えるのが、本心の特徴です。
明朗爽快に何のわだかまりもなく「イイ」わけですから、その声に従うと、何の邪魔も入らずに、うまくいくわけです。
素晴らしい世界は「本心」が作る
素晴らしい自分になるためには、本心の声に従うことです。
本心を喜ばせることです。
あなたが自分を変えるためにやることは、本心の声に常に耳を傾けること、そしてそれに従うことです。
素晴らしい自分から、素晴らしい世界が生まれてきます。
自分を変えれば、世界は変わるのです。
そのためのキーポイントが、「本心」です。
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