意味を剥ぎ取る

物事から意味を剥ぎ取ってみましょう。

全てはただ「それ」でしかなくなります。

我々は、本来ただ「それ」というものに意味づけして、その意味の中で生きています。

意味に完全に縛られてしまっています。

 

単純に、なんでもないものに意味づけしてしまっている事実を思い出し、単純にそこから降りてみましょう。

意味を見るのをやめるのです。

そして、ただ「何でもない」の中にいます。

 

気がつくとまた、意味にまみれているでしょうが、思い出すたびまた意味を外し、ただ何でもないに戻りましょう。

ただ「何でもない」にいましょう。

 

それしかないです。

意味にもう、さんざんやられているなら、もう意味から降りるしかないです。

意味の中にいて、意味をどうこうしようというやり方は、うまくいきませんでした。

意味はコントロールできないのです。

意味はコントロールするものではなく、ただ勝手にやってくるものです。

そのことは皆さん、もう重々承知だと思います。

 

 

意味を降りましょう。

そして、その世界を探索してみましょう。

 

何の寄る辺もない、何の引っかかりもない、ふわふわした感じかもしれません。

「意味」という引っかかりが無いと、宇宙空間に投げ出されたような、なんとも不安定な感じがするかもしれません。

 

でも、「意味」を捨てるなら、そっちの世界にいくしかありません。

そっちの世界がどんなものか、しばらく居てみましょう。

 

これはもう、ただ居てみるしかありません。

別に死ぬわけじゃないし、ただ居て、その世界がどんなものか、よく確認してみましょう。

 

実際に居てみるしかありません。実際に。

実際に意味を外し、「無意味」に居てみましょう。

なるべく長い間。

その世界に馴染むまで。

 

そのためには、自分が今どっちの世界にいるか、注意を怠らないことです。

今、意味にまみれているのか、それとも「無意味」にいるのか。

 

 

これは基本的に、いつでもどこでもできることです。

思いつくたびいつでも、なるべくたくさん、やりましょう。

そして無意味の世界に馴染みましょう。

 

意味の世界でうまくいかないなら、もう意味を取り外すしかありません。

そしたら、その世界がどんなものかを、実際に確認してみるしかありません。

なるべく長時間その世界にいて、その世界をよく知ってみてください。

実際に、自分の感覚で。

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