本当の自分がいる場所

自分自身がどうであるか。

それが全てですね。

自分自身が素晴らしい状態であること。

それこそが、我々が望んでいることでしょう。

 

ではその「どう」は、何によってもたらされるのか。

 

普通は外の状況によってもたらされると思われています。

「あの人がこんなことを言ったから、自分は悲しい」

「無事に就職が決まって嬉しい」

外の状況によって、自分の「どう」を決められています。

ですから、外の状況を何とかしようとするコントロール欲も生まれます。

 

しかし、本当に自分の「どう」を決めるのは、外の状況だけでしょうか。

そうではありません。

これには、外の影響だけでなく、自分の中から湧き上がってくるものもあります。

 

あなたにも経験があるのではないでしょうか。

意味もなく突然ふと、いい気分が湧き上がってきたりすることが。

 

「どう」を決定づける要素には、外から与えられるものだけではなく、内から湧き上がってくるものもあります。

内から湧き上がってくるものによって、いつでもいい気分でいれるなら、それこそが最強ですね。

コントロールの効かない外の要素に任せるのではなく、自分自身で自分自身の面倒をみれるなら、それこそが最強です。

 

 

内から湧き上がってくるもの。

でも、それこそがコントロール不可能だと、そう思われることでしょう。

それは実に勝手に湧き上がってくるもので、こっちでどうこうできるものではないと。

 

いえ。

どうこうはしません。

出てこないものを、無理に引っ張り出すことは、しません。

ただ、何が出てくるのかを見守るだけです。

 

何がでてくるのかは、知りません。

ただ、静かにして出てくる状況を整え、見守るだけです。

大事なのは、それが「自然と湧き上がってくる」ということです。

それが「何」であるかは、気にする必要はありません。

 

 

我々は普段、あまりにも外の状況に気を取られていて、自分の内を気にすることがありません。

外の状況は刺激に満ちていて気を取られやすく、逆に内の状況は静かすぎて、あまり気に留められません。

ですから、注意を外から内に変えるのは、ある程度意志の力がいります。

意識的に、向け変える必要があります。

 

あなたがいるのは「内」です。

「外」にはあなたはいません。

あなたがいるのは、内でしかないはずです。

それなのに今まで、外にばかり注意を向け、内を閑却していたのは、実に不思議なことです。

外に生きるのではなく、内に生きることが、本当に自分を生きるということです。

 

 

内に注意を向けると、自分が見えます。

どんな自分ですか? それは。

どんな自分であっても構わないですね。

どんな自分でもOKですね。

どんな自分であるかよりも、それが「本当の自分」であるということが、大切ですね。

それはあなたが今まで知らなかった自分かも知れませんし、見過ごしていた自分かもしれません。

帰りましょう、そこに。

そこが本当の自分のお家です。

 

注意を外から内に向け変えて、そこに本当の自分を発見しましょう。

いつも、いつでも、そこに帰りましょう。

そして自分のお家で、くつろぎましょう。

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