あなたは幸せになりたいのですね。
では今すぐ幸せを選択してください。
幸せを得るための探求は幸せですか?
それは別に幸せではないですね。
ではそれをやめて、今すぐ幸せになれることを選択してください。
幸せは探求するものではなく、今すぐ「なる」ものです。
…
例えばあなたは、雨に濡れることの楽しさを知っていますか?
普通は雨に濡れることは、嫌なことです。
でも、全く同じ出来事が、楽しい場合もあるのです。
何が違うと思います?
「心持ち」ですね。
全く同じ出来事でも、心持ちひとつで全く違った経験になる。
あなたも理屈では理解しているかもしれません。
嫌な人は、全ての出来事が嫌な経験になり、楽しい人は、全ての出来事が楽しい経験になる。
幸せとは結局「心持ち」なんだと、あなたも頭では理解しているかもしれません。
それはもちろん、「嫌」だというものを無理に「良い」と思い込むことではありません。
「嫌」を「良い」に変更することはできません。
「嫌」が「良い」に変化することはありますが、こっちの意思でそれを「変更」することは、できません。
「良い」は見つけなくてはならないのです、あなたの中に。
「嫌」を「良い」に変更はできません。
「良い」は必ず、見つけなくてはいけません。
「良い」はもともと「良い」であって、それは作るものでも変更するものでもありません。
「良い」なる感覚が自分の内にあって、それを発見するのです。
というわけで、それを見つけに行きましょう。
…
例えば音楽を聴きますね。
音楽を作る人は、自分の「良い」を、その音楽に反映させます。
そして、聞く人にその「良い」が共鳴して、聞く人は良い気分になります。
音楽を聴いて良い気分になったならば、それは作り手の「良い」を受け取ったということです。
逆に、あなたが作り手の立場に立ったとしたら、どうでしょう。
あなたはあなたの「良い」を盛り込みますね。
その「良い」って、どういう良いですか?
…
あなたにおすすめするのは、実際に自分の「良い」を発揮してみることです。
そのためには、自分が「良い」と感じる機会を増やさなくてはなりません。
「良い」の何たるかを知らなくてはいけません。
あなたが実際に触れて「良い」と感じるもの。
その感じをたくさん集め、吟味し、「良い」なるものがいかなるものか、あなたの中で消化し、吸収し、そして自らの「良い」を発揮してみる。
あなたの生活を「良い」で満たしてみるのです。
それは何も、創作活動をしろと言っているわけではありません。
歩き方ひとつ、お茶の入れ方ひとつ、言葉遣いひとつとっても、そこにはあなたにとっての「良い」が存在するはずです。
食器の洗い方、ベッドメイキングの仕方、服のしまい方、ケータイの操作の仕方、お店の選び方、店員さんとのやり取り…。
つまり、生活の全てです。
生きること全てです。
生きること全てに、あなたの「良い」を発揮するチャンスがあります。
あなたにとって気持ちいい所作、美しい在り方。
そういうものがあるはずです。
たくさんの良いを吸収し、たくさんの良いを発揮しましょう。
「良い」はあなたにとって、好きなもの、心地いいものであるはずですから、それにたくさん触れるのは苦にならないはずです。
それどころか、とても嬉しく楽しいことであるはずです。
そして、「良い」を発揮することも、あなたにとって心地いいはずなので、さらにさらにと発揮したくなるはずです。
「良い」のインプットとアウトプットのサイクルで、生活を回していきましょう。
「良い」だけを、追いかけ続けましょう。
…
今、良いを選択し、それを人生の中心に据えること。
あなたの「良い」を生きること。
それがすなわち、幸せです。
実際それは、今すぐそうすることが可能ですね。
幸せは探求するものではなく「今すぐなるもの」とは、そういうことです。
幸せとは探求するものではなく、実地に実践するものです。
そこに実際に生きるものです。
それは観念ではなく、リアルです。
幸せを求めるのではなく、幸せを生きてください。
それは実際に、今すぐ可能ですから。
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