「気分がよい」ということは極めて重要です。
それはあらゆる事項に優先されるべき、最優先事項といって差し支えありません。
しかし、そう思っている人は少ないのではないでしょうか。
気分よりも、お金を優先したり、仕事や人間関係がうまくいくことを優先したり。
「いや、自分の気分なんて、むしろ一番後回しでしょう」
日本人だと、そこまで思っている人も、少なくないかもしれません。
しかしながら、人生のクオリティを上げたいと思ったならば、自分の気分を上げなければなりません。
なぜなら「人生のクオリティ=気分のクオリティ」だからです。
そこを勘違いして、「人生のクオリティ=お金の量」と思ったり、「人生のクオリティ=他人からどう思われているかの質」と思っていると、うまくいかないことになります。
「人生のクオリティ=気分のクオリティ」です。
そこを今一度認識する必要があります。
逆に、あなたは人生のクオリティは何だと思っていますか?
人生のクオリティは何だと思っているかが、その人の人生を決します。
あなたは人生のクオリティとは何だと思っていますか?
そこを今一度確認してみてください。
最終的に、「どれだけ気分がいいか」ということに行き着きませんか?
たとえお金だとか他人からの評価だとしても、それって最終的に気分が良くなるための手段でしょう?
どんな目的を設定したとしても、それって全部気分良くなるための手段に過ぎない、ということに気がつきます。
だから最終的に「人生のクオリティ=気分のクオリティ」となるのです。
だから自分の気分こそが、お金や評価よりも優先されるべき最優先事項だというのです。
ただ単に「自分の気分を上げる」ということを考える。
それだけで人生のクオリティは向上します。
「その発想を持つ」ということが大事です。
今までは「自分の気分を抑えて周りを優先する」だったかもしれません。
しかしながら今からは「自分の気分を最優先する」です。
これはワガママとどう違うのか。
普通に疑問に思いますね。
そして多くの人が引っかかるポイントでもあります。
「気分を上げたい、それはその通りだ。でも自分を優先することよって他人を傷つけるのは何か違う」
そんなジレンマを抱えている人もいるかもしれません。
ですから、気分を上げることとワガママの違いを、ここでハッキリさせておきましょう。
ワガママというのは、他人との関係性においてのみ成立するものです。
他人がいないとワガママはできません。
それは別の言葉で言い換えるなら、「他人よりも自分を優先する」ということです。
それは他人がいないと成立しないことです。
世界に自分が一人しかいなかったら、ワガママはできません。
その時やっているのは「好きにやっている」とか「自由」であって、ワガママにはなり得ません。
ワガママには必ず他人が必要なのです。
ですから、気分を上げるためにやるべきは、他人を必要としないことです。
それはつまり、世界に自分一人しかいなかったらどうするか、ということです。
その時やっているのは「好きにやっている」とか「自由」であって、ワガママにはなり得ません。
この違いがわかりますか?
他人との闘いではなく、自分との闘いなのです。
「他人がどうなのか?」ではなく、「自分がどうなのか?」です。
他人は関係ありません。
自分の本心は何なのか、自分とは本来何なのか、自分にとって気分がいいとはどういうことか。
それは自分との対話です。
他人は関係ありません。
きっと目を外に向けているから、他人を傷つけたらどうしようとか心配してしまうのでしょう。
あなたが自分に集中している時に他人が傷ついたとしたら、それはあなたのせいではありません。
それはその人の問題であり、あなたの問題ではありません。
自分に集中している限り、恐れなどないのです。
そこにはあなたを傷つける何者もいません。だってあなたしかいないのだから。
そこで生きてくださいということです。
他人に依存するのではなく、自分に集中してください。
他人が何と言っているのか、他人がどうしたいのかを気にするのではなく、自分が何と言っているのか、自分がどうしたいのかを気にしてください。できる範囲で。
その範囲が広がれば広がるほど、あなたの世界は広がるでしょう。
自分を知れば知るほど、世界をコントロールできます。
なぜなら世界=自分だからです。
自分を知れば知るほど、世界が手元にしっかりとおさまっている感覚が増すでしょう。
他人の言葉に従うのではなく、自分の言葉に従ってください。
本当に世界は変わりますから。
コメント
気持ちよく生きるためのヒントが沢山見つかりました。
ありがとう。