大きなことはしなくていい

人は大きなことに目が行きがちですが、そんな大きなことはしなくていい。

有名になるとか、大金を稼ぐとか、「そんなの無理だよ~」と思うことはいい気分でないので、やらなくていい。

 

それよりも、小さくても幸せな気分になれるほうが、よっぽどよくはないか?

ただ浜辺を散歩するだけで、ただ温かいコーヒーを飲むだけで、ずいぶん幸せな気持ちになれるものだ。

散歩をしながら世の中を憂いたり、コーヒーを飲みながら難しい問題に取り組まなくていい。

ただシンプルに小さな幸せを満喫できたら、それは大きな幸せだ。

 

 

我々はなぜ、あえて難しいほうに行こうとするのか。

なぜあえてつらい道を選ぶのか。

幸せはシンプルに明け透けに、いつでも我々をウェルカムしているというのに。

 

なぜそんなに歯を食いしばる必要がある。

なぜそんなにガマンを強いる必要がある。

 

ただ力を抜いて、人の目ではなく、自分の眼で見渡せば、ただのん気な野原が広がっている。

 

 

そう、のん気である。

 

全ての世の中のペースからスタンと降りれば、あくまでのん気である。

蝶さえひらひら舞っている。

 

それはそこにある。すでにある。

全ての世の中のペースからスタンと降りさえすれば、それはすでに、そこにある。

 

「なあんだ、あはは」

 

それは世の中のどこにもない。

自分の中にだけ、ある。

 

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