うそは最大の罪

うそをつかないことが大事、だと思いませんか?

うそをつきすぎて、自分の本心がわからなくなっている人も多いのではないでしょうか。

「何食べる?」となったら、「なんでもいいよ」と答えてしまう人は多いのではないでしょうか。

自分は殺して、相手を優先することが美徳とされる環境で育ってきました。

逆にアメリカでは、自分の意見をハッキリと言うことが美徳とされます。

環境の影響は大きいでしょう。

日本人は、自分を押し殺すことに慣らされてきました。

「何か質問はありますか?」と問われて、本当は聞きたいことがあっても、なんだか言えずに終わってしまう、なんてことも、よくあるでしょう。

 

もちろん、それを喜んでやるなら全然OKでしょう。

自分より人を優先する方が、気持ちよくて喜びであるなら、それはどんどんやりたいところです。

問題はやはり、「うそをつく」というところです。

そうは思ってないのに、そう思っているふりをする、ということです。

 

 

「私」とは、エネルギーの噴出口です。

宇宙のエネルギーが噴出する噴出口です。

「うそをつく」とは、そのエネルギーを抑え込んでしまうことです。

噴き出そうとするするエネルギーを、グッと風呂敷で抑え込んで、飛び出さないようにしてしまうことです。

飛び出しかけたエネルギーが、風呂敷の下でモガモガともがいています。

それでもあなたは、抑える力を緩めようとせずに、そのエネルギーがどこかへ行ってしまうまで、ひたすら抑えます。

 

そんなことが可能でしょうか?

宇宙にはエネルギー保存の法則というものがあります。

エネルギーが消えてなくなるということはない、ということです。

消えたように見えたエネルギーは、姿を変えて必ずどこかに存在しています。

そして何かの拍子に、思いもよらないところから噴出したりします。

 

エネルギーは、決して消えません。

それは何らかの形をとって、必ずどこかに存在します。

その溜め込まれたエネルギーを、カルマと呼んだりします。

その人がどうしようもなく抱えこんだエネルギーです。

その人が抑えてしまったエネルギーです。

 

「うそをつく」ということは、出ようとするエネルギーを抑え込むことです。

それはカルマを溜める、つまり因業を溜める、ということになります。

エネルギーは出ようとします、抑え込んでも。

どれだけ抑え込んでも、必ず出ようとします。

ですから、抑え込めば抑え込むほど、思ってもみない噴出口から噴き出したりします。

「なんでこんなことが起こったのか」

それはあなたの因業が呼び寄せた結果かもしれません。

 

 

エネルギーの噴出口たる私たちの役目は、エネルギーを流すことです。

抑えることではありません。

エネルギーの流れは、宇宙の運行です。

決してあなたの個人的なエゴなどではありません。

 

「エゴと宇宙の意思の見分け方は何か?」なんて小賢しいことは考えないでください。

エネルギーの流れは、全て宇宙の意思です。全てです。

もっと自分を信頼しましょう。

自分を通して噴き出してくるエネルギーを信頼しましょう。

「自分は何か間違ったことをしでかすのではないか」

そんな恐怖におののいて、内から噴き出すエネルギーを抑え込んでしまうことこそが、エゴの仕業です。

あなたは自分から噴き出すエネルギーを信頼してください。

それは宇宙の意思です。

どんなに醜かろうが、それは宇宙の意思です。

「これはOK、これはダメ」と人間心で判断することこそが、エゴの仕業です。

全てのエネルギーは宇宙の意思です。

全てです。

 

そういう意味で、うそをつくとは神に対する冒涜であり、宇宙の流れに逆行することです。

自分を信頼しましょう。

どんなに汚くても、どんなに醜くても、自分の中から出てきたそれは、宇宙の意思です。

汚いという判断こそが、エゴの仕業です。

 

あなたはあなたでいていいのです、いえ、いるべきなのです。

自分にうそをつくことは、最も大きな罪です。

 

自分に正直でいてください。

人生は本来の姿を取り戻すはずです。

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