核心は何か?

人生をうまくいかせるために、お金が欲しいと思ったり、愛が欲しいと思ったり、成功が欲しいと思ったりするわけですが、そもそも何でそういうものが欲しいのかという深堀りはあまりされません。

しかしながら本当に大事なのは、その奥にある核心のほうで、そこを外しているといくらお金を稼いでも満たされないということになり得ます。

つまり、本当にうまくいかせるために注力すべきは「核心」であって、中心から外れたお金や名声にいくら注力してもうまくいかないのです。

 

それでは核心とは一体なんでしょうか。

 

何のためにお金が欲しいのか、何のために愛が欲しいのかと、「何のために」とどんどん深掘りしていくと、最終的には安心感を得たい、満足感を得たい、という「ある種の気分を得たい」という結論に至ります。

その気分とはまとめると「いい気分」です。

つまり、人生でうまくいくことの核心は何かというと、「いい気分でいること」となります。

「何のためにいい気分でいたいのか?」を問うと、「ただ単にそうしたいから」となり、それ以上の理由が出てこないので、そこが最終地点であるということがわかります。

つまり、「いい気分」に注力することが、人生をうまくいかせるために最も的を得た行動となるわけです。

 

では、いい気分を得るための具体的な行動とは何でしょうか。

例えば、混雑する電車を避けてタクシーで移動するとか、ガリガリ君じゃなくてハーゲンダッツにするとか、そういうことになりますね。

これらの行動を分析してみると、非常に興味深い結果が得られます。

すなわち、今までお金がもったいないということで、タクシーではなく電車、ハーゲンダッツではなくガリガリ君を選択していたのが、逆転する、ということです。

お金を貯めることを目的としていた時とは真逆の行動になるのです。

 

核心を外すのは、恐ろしいことです。

本来の目的とは真逆のことをしてしまうのですから。

核心を把握することの重要性は、いくら強調してもしすぎることはありません。

逆に、核心を把握しないで事を進めると、とんでもないことになります。

文字通りその行動は、「的外れ」となります。

いい人生を送るためにと、色々なことを我慢してお金を貯めてきたことは、実は本来の目的からすると全く的外れな行動だったのです。

 

そしてここにまたトラップが仕掛けられているので、注意が必要です。

「じゃあお金を使えばいいんでしょ」とガンガン使うのはいいですが、その時の気分はどうですか?

「ああまた減る」「もったいない」と、悪い気分を押し殺しながら使っていたら、それはどうでしょう?

気分は悪くお金も減るという、いいことが何もない最悪のパターンです。(笑)

 

核心は何でしたか?

「いい気分」ですね。

いい気分とお金は関係ありません。

お金を使う時もあれば、使わない時もあるでしょう。

核心を外さないとは、そういうことです。

お金ではなく、気分にフォーカスしているのです。

お金の動きに着目するのが、お金にフォーカスするということで、気分の動きに着目するのが、気分にフォーカスするということです。

気分の動きに着目していたら、必要に応じてお金を使ったり使わなかったりするでしょう。

お金の動きに着目していたら、お金の動向だけを気にして、気分は無視するでしょう。

 

もう一度言いますが、核心は「気分」です。

その時お金が必要であれば使うし、必要なければ使わない。

その時みんなにおごってあげるのは、見栄のためでも貸しを作るためでもなく、ただ単に気分がいいからです。

またこの時新作バッグを買わないのは、ここまでの額を出すのは逆に気分が悪いからです。

常に「気分」が基準です。

 

常にそこを意識していると、どんどん感覚が研ぎ澄まされていきます。

どんどんいい気分を外さないことに習熟していきます。

するとどうでしょう?

いい気分=いい人生、でしたから、それはすなわち、人生をマスターした、ということになります。

 

核心を外さないとは、このように重要なことです。

事を起こす前にまず、「核心は何なのか」を把握しましょう。

 

コメント

  1. はな より:

    いい気分について、改めて書いてほしいと感じてたので、嬉しい記事の投稿です。

    ついつい現実をみては気分悪くなり、現実を変えようと躍起になってしまいます。(現実が変われば気分よくなると思っているのが原因かも)この時の気分は悪い気分ですが、現実ばかりみています。なかなか気分に気づくのはまだまだできてません。

    今回の『今までお金がもったいないということで、タクシーではなく電車、ハーゲンダッツではなくガリガリ君を選択していたのが、逆転する』

    ついつい、安くおさえようと、良い気分にならないものを選んでたので、常に本当に嬉しい気分になるのはどれ?という基準で日々を選択していきたいです。頭で生きてるロボットみたいになってたので、ハート基準に変えるのは今はちょっと努力が必要ですね

    • こーへ より:

      はいそうだと思います。ある意味努力が必要だと思います。無意識だったものを「意識する」という努力ですね。
      自分は何を求めているのか、結局どうなりたいのかを、みんなそれほど深掘りしてないんだと思います。核心に到達するほど深掘りしてないんだと思います。
      なんとなく「いいことないかなぁ」とか「もっとこうだったいいのに」とか、周辺をウロウロするばかりで。
      「結局核心は何なんだ」と、核心を突くほどまでは切羽詰まってないのかもしれません。
      何となく生きてても、何となく生きれてしまう世の中ですから、あえて核心を突くほどの原動力は起こりにくいのかもしれません。

      そしてまた核心を得たとしても、今までと180°逆の生き方なので、今までの惰性を断ち切って方向転換するのにもまた、努力が必要です。
      長年の蓄積がありますから、ついいつもと同じ選択をしてしまいます。

      理屈ではわかるんですよ、核心を掴みそれをブレずに保持するのがベスト、そりゃそうだと。
      でも気づくと簡単に忘れてるんですね。(笑)
      だからある意味、忘れない努力です。
      努力をするならこの努力ですね。

      とはいえ、自分の人生なのですから最も尊重すべきは自分自身、というのは自明の理なのに、仕事が〜とか恋人が〜と、自分以外に重きを置いてしまうのは、逆に考えすぎなのかもしれません。(笑)

  2. はな より:

    こんにちは。気になったことがありコメントします。

    ふと、以前はよくシンクロのようなことがたまにあったなぁと思い出しました。

    びっくりするようなことや、驚く偶然、シンクロだったりともう少し毎日が新鮮で輝いていたような気がします。

    それが、いつからかめっきりなくなっていることに気づきました。

    イライラすることがふえ(外出するとだいたいイライラする機会に出会います)、楽しいことが減り、ここ数年は毎日が生き延びるだけの日々のようでした。

    思い出してみると、もっと人生を楽しんだり、色々な場所に足を運んでいたと思います。それを楽しむ相手もいなくなったり、ひとりでも足を運んでいたイベントなどに興味が薄れたり、お金を気にしたりするようになったことなど様々な理由で機会が減っていきました。

    以前は引き寄せ系の本なども意欲的に読んでいたのも思い出しました。

    どうなんでしょうか。これは楽しむことが減り、波動だったりエネルギーが落ちてるからシンクロを経験しなくなったのですかね?

    楽しんだり、気分よくしていくことで、以前のように人生に新鮮味を感じるようになるんでしょうか?

    • こーへ より:

      こんにちは。それはまさしくそうだと思いますね。
      楽しいことがなくなったから、楽しくなくなった。
      昔は楽しかったから、楽しかった。
      それはもうそっくりそのまま、そうだということです。

      何かがあったから楽しくなくなったとか、何かがあったからイライラするというよりも、楽しいから楽しい、イライラするからイライラするという、そっくりそのままだということです。

      そこに何か複雑な理由があったほうがわかったような気になりますが、難しい理由は一切なく、ただ単に感じていることがそのまんまそうだということです。

      楽しいことがいいなら、楽しいほうの選択をし、楽しい感じを感じればいいし、そうでないなら逆の選択をすればいいという、ごく単純な話です。

      波動とかエネルギーとか気にせずに、単純にシンプルに気分、感覚だけにフォーカスしていれば間違いないと思います。

      頭で考えても実は何の進展もないんですよね。グルグルと同じ階層を逡巡するだけで。
      とはいえ頭で考えてしまうのはクセなので、その都度気付けばいいと思いますよ。

      • はな より:

        最近の生活の基準が気分よくなるにはどうしたらよいかな?というのが、基準になりつつあります。

        まだ頭では、人生の答えを探したり、量子力学や引き寄せなどに人生を好転させるコツなどがあるはずと思って、youtubeやネット、あなたのブログから答え探しをしてしまう時はあります。(長年答え探しをやって、結局どこにもたどり着けなかったので、あまり意味がないのかもしれません)

        それでも、気分よくしようという基準に戻ろうと気づけてるのは少し変化かなと思います。

        いい気分、いい気分って単純なようで、意外と難しかったりしますね。

        あーいい気分だなーって、意外にならないんです。

        シンプルにバラエティーみて笑った方がいい気分になったりしますね笑

        いい気分が毎日続いたら、ほんと人生楽しいんでしょうね。

        頭が自然と働いてしまうのがストップの原因なのかな。

        また機会がありましたらいい気分の記事書いてほしいです。

        • こーへ より:

          十分な変化だと思いますよ。
          いい気分って、「あーいい気分だなー」だけではなく、ホッとしたり、くつろいでいたり、楽な気分でいたり、何か知らんけど調子良かったり、元気良かったり、いろいろな表現方法があります。
          単純に「変な感じがしない」というだけで、十分いい気分だと思います。

          そうですね、頭で考えてしまうのは、ごく自然な成り行きですが、物理的に体を使う方法もいいと思います。
          思考というのは捉えどころがないですが、物理的な体は「形」であったり「動作」であったり、ハッキリとしたわかりやすさがありますので。
          単純に丹田に意識を置いて、深くゆっくり呼吸をするだけで、十分日常に変化が起こると考えています。
          気持ちの変化が体に変化をもたらすように、体の変化が気持ちに変化をもたらします。
          呼吸や姿勢といった、フィジカル面からのアプローチも、ひとつ検討されてみてはいかがでしょうか。

          • はな より:

            あれから少し気づき?のようなものがあったので書かせていただきますね。

            私の今してる仕事が、審査する仕事で日々処理件数がでます。周りがものすごい数字をだしていて、ちょっと私と差がでている状況です。

            一応、その処理数のファイルを開かなければ数字はわからないので、私は意図的にみないようにしてます。みて、周りよりできないのを感じると自己否定してしまうからです。

            仲の良い同僚から話をしていると多少件数はわかってしまうのですが、やはりそういう時に自己否定をしてしまいます。やっぱり存在beを否定すると気分が悪いですね。

            その時に、自己受容って大事だなって気づき、どんな自分でも、仕事ができない自分も受け入れないとって感じ、自己受容を意識しています。

            気分よくいきるには、頭の声、自己否定を消していく必要がありますよね。ついつい日々思考が無限にでてきて、自己否定は当たり前のようにあるので、気づき、受け入れていくことが気分いいにつながっていくかなと感じています。

            前回の呼吸については、音楽をゆっくり聞く時間をつくり、呼吸しながら聴いています。けっこうスッキリするので、寝る前や仕事の休憩時間に意図的にやってます!

            出来れば仕事の結果もついてきたら、より良い気分になれるんですけどね(笑)

          • こーへ より:

            おー、そうなんですね。それって数字が給料に反映されてるってことですかね?やった分だけ手当ても増えるみたいな。あるいは多いと単純に優越感に浸れるということでしょうか?

            いずれにしても単純に気分の悪いことにはフォーカスしないということでいいと思いますよ。
            自分がフォーカスしているものがパワーを持つので、気分の悪いことにフォーカスしてると気分悪さが力を増し、気分の良さにフォーカスしてると、気分の良さが力を増します。

            >出来れば仕事の結果もついてきたら、より良い気分になれるんですけどね(笑)

            これは逆で、いい気分になれたら仕事の結果もついてくるのです。笑
            気分が先です。
            そして、いい気分になれたら、仕事の結果などどうでもいいのです。なぜならすでに気分がいいから。
            仕事の結果を気にすると気分が悪いなら、そこにはフォーカスをかけずに、良い気分になれることにフォーカスをかけると良いでしょう。
            仕事の結果だけが人生の実りを構成しているわけではなく、沢山たくさん素敵なことがいっぱいあるのですから、もっと楽しんでいいし、もっといい気分になっていいのです。自分にかけているリミットを少しずつ外して、シンプルに楽しみましょう。
            だってそっちの方がいいでしょう?笑

          • はな より:

            返信ありがとうございます!読んで思いましたが、やはり鋭いですね!

            ★数字が給料に反映されてるってことですかね?やった分だけ手当ても増えるみたいな。あるいは多いと単純に優越感に浸れるということでしょうか?★

            給料には反映はされないですねー。だから、わたしは件数こなし、優越感にひたりたいんだと思います。

            勿論職場って件数だけじゃなく、存在価値、気遣い、正確さとか様々な貢献度合いがあると思ってますが、勿論件数も貢献のひとつの形ではありますよね。でも、やっぱり件数をだせない、そこで周りと比較してるのは本音です。

            ★出来れば仕事の結果もついてきたら、より良い気分になれるんですけどね(笑)

            これは逆で、いい気分になれたら仕事の結果もついてくるのです。笑★

            これって、問題解決に時間を使わない方が良いってことですか?

            どうしても問題やイヤな事が起きる、それについて解決策や対策を考えたり調べる。ってやってしまいますが、いい気分になれたらって前提なら、ほっといて、今一番食べたいものを食べて、バラエティーで笑って、好きな音楽聴いて、感謝したり、あー最高って問題を忘れて楽しんでいたら、いつの間にか結果もついてくるんですか?!

            気分の良さが大事ですよーとは教えていただいて意識してましたが、改めて今回、はっとする内容です。

            現実と向き合わないことが大事なのかな。

          • こーへ より:

            >これって、問題解決に時間を使わない方が良いってことですか?

            問題解決に時間を使うのが気分いいですか?
            かなり何度も言っているような気もしますが、気分に聞いてみてください。笑
            それがあなたにとっての答えです。

            >ほっといて、今一番食べたいものを食べて、バラエティーで笑って、好きな音楽聴いて、感謝したり、あー最高って問題を忘れて楽しんでいたら、いつの間にか結果もついてくるんですか?!

            結果はついてきますね。
            あなたが思っていたような「数字」という結果ではないかもしれませんが、「結果」は確かについてきます。

            もし本当にいい気分でいれたなら、仕事の結果に対する捉え方が変わります。
            自分より仕事ができる周りの人が、ウソじゃなく本当に心の底から素晴らしいなと思えてきたり、自分も微力ながら役に立とうとウソじゃなく本当に心の底から思えてきたり、優越感とか劣等感じゃなく、もっと穏やかで愛に満ちた結果が、そこに展開されるはずです。

            これもひとつの「結果」です。
            そしてそれは、事前に想像していた結果の遥か斜め上を行く結果です。

            結果は基本的に、想像を超えた形で現れます。
            なぜならいい気分でいる、満たされている、そういう状態でいると、今とは違ったレベルに移行してしまうからです。
            そしてそのレベルに見合った出来事が起こってしまうのです。
            だから、今のレベルであーだこーだ考えてもムダです。それはそのレベル内の出来事しか考えられないので。

            結論、考えるより感じてください。笑

            「考える」は人間が後から獲得した能力で、辺境的で矮小なものですが、「感じる」はもっと根源的で、包括的で、網羅的です。

            「感じる」を開発した方が、もっと大きな結果を手にすることができる。そう思いませんか?

  3. はな より:

    気分が大事って、間違いなく聞いていたんですけど、目の前の(今回だと仕事の数字)ことに飲まれていましたね。。。

    問題について考えてしまうのって、つい反射的にしてしまうし、自宅などに帰って冷静にならないと、今はなかなか対処できないです。

    あー気分悪いから、外食して美味しいもの食べようかなとか、気分よくなるために前のお話のハーゲンダッツにしよう!とかはできるようになってはきたんですけど、仕事タイムが今は課題ですね。

    とりあえず、良い報告できるようやってみますね。

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