「捨ててください」
何かみなさんに言えることがあるとしたら、その一言です。
どうしたらいいんでしょうか、どういうふうに考えればいいでしょうか、何をすればいいですか?
いろんな疑問や、悩みなどあるかもしれませんが、それら全部ひっくるめて同じ回答です。
すなわち、「捨ててください」と。
「何をですか?」
いま握っているものをです。
疑問、悩み、葛藤、解決したい全てです。
「どうやって捨てるんですか?」
単純に捨ててください。ポイって。
「どうにも捨てられないんです」
でしょうね。簡単に捨てられないから苦労しているんですよね。
だから、「ないを見る」です。
ないを見て、ないということを、認識する。
それはすなわち、捨てると同義です。
一日の中にないを見る時間を作ることによって、「ない」にだんだん馴染んできます。
だんだん重みが減っていきます。
重く考えていたことがどんどん軽くなり、いつしかふわっと霧散します。
「ない」というデフォルトに戻ることによって、いつでも新鮮にスタートを切れます。
毎日が新しい毎日です。
頭で考えることは、やめてください。
頭で考えて出した結論は、絶対に解決にならないことを保証します。
考えをやめて、まっさらになったとき、勝手に解決します。
自動的に整います。
なぜなら、「うまくいく」というのが、宇宙の運行の基本だからです。
手放せば、勝手にうまくいきます。
「うまくいかない」が基本であるなら、とっくに宇宙は滅びているはずです。
いま、現に存続しているという時点で、少なくとも「今」は、うまくいくのが、宇宙の運行の基本方針です。
そして実際のところ、「今」しかありません。
「今」以外であったことなど、ありません。
永遠の「今」があるだけです。
すなわち、永遠にうまくいくのが、宇宙です。
うまくいく、ということを、信頼するのです。
すると、あなたの出す「信頼」の波動が、信頼の波動として返ってきます。
信頼しているよ、という声を出すと、信頼しているよ、という声が、こだまのように、返ってきます。
自分=世界です。
出したものが、そのまま自分に返ってきます。
信頼できない事象によって「信頼できない」と思わされているのではなく、「信頼できない」という声を出しているから、信頼できない事象が返ってきます。
逆です。
世界をひっくり返しましょう。
外の事象があなたを作るのではなく、あなたという事象を投影して世界が作られます。
あなたが、世界を作るのです。
はい、難しいですね。
こびりついた思考のクセを変えるのは、難しいですね。
ですから、「ないを見る」です。
「ない」というデフォルトにおもむきましょう。
「ない」でいれたら、そこから「ある」は自動的に湧き起こります。
それが宇宙の運行だからです。
宇宙の運行は、うまくいくのが基本方針です。
だから、任せておけば勝手にうまくいきます。
信頼することです。
「おい!なにマズイことやってくれちゃってんだよ」
なんて人間心で判断しないでください。
宇宙の運行を信頼することです。
それは、「ない」でいられたら可能です。
ジャッジも判断もせず、起こる様を眺めましょう。
あなたの判断は宇宙に勝るとでも?
捨てることです。
人間心なんて、宇宙に比べたら塵にすらならない。
塵レベルの思考でうまくやろうなんて、まさに塵レベルだからこそ思いつく発想です。
捨てた方がうまくいきます。
「いや、そんなの無理」という思考がでてきますか?
そしたらその通りの世界が現れます。
でもその思考を止められないんですよね?
だから「ない」におもむいてください。
ちっぽけな思考など捨てて、運行のプロフェッショナルである宇宙さんにお任せしたほうが、絶対うまくいくに決まっているのです。
コメント
例えばマスク着用が実質強要されているような状況が嫌で、自分がマスクをつけずにいると注意されるので、それも嫌だから、しょうがなく職場ではマスクをつけています。世の中に正しい情報が広まってほしいと思う。そのために何がしなきゃと思う。でも、そんなことすら考えたり、行動したりせず、どうなってもいいやぐらいに思ってるほうが、うまくいくのでしょうか?
どうすべき、とか、どうやったらうまくいくのか、よりも、「どうしたいのか」に着目してみてはいかがでしょうか。
たとえそのしたいことができないにしても、「自分はどうしたいと思っている」ということを、少なくともあなた自身は、知っておいてあげてはいかがでしょうか。
自分がどうしたいかにもっと注目してみようと思います。