真実とは何か

「なぜ?」は無用

人は「なぜそうなのか?」と問います。 人間関係の問題、仕事の問題、社会の問題、家庭の問題。 様々な問題について、「なぜそうなのか」と問います。 しかし、ある回答を得たところで、それは解釈の1つにすぎません。 それは真理でも真実でもなく、1つ...
生きる意味

気持ちいいだけの人生は可能か

「気持ち」というのは、目の前のコーヒーカップや聞こえてくる小鳥のさえずりと同じように、意識に現れる「現れ」の1つです。 「する」から「なる」へ ありのままの事実 ある人が「そういう気持ちである」というのは、その人の意識に現れるその気持ちに知...
真実とは何か

そのままでOK

我々が人生でやろうとしていることは、よいものだけを集めることです。 いい会社、いい恋人、いい洋服、いい経験。 人間は常に「いい」を感じていたい生き物です。 じゃあ、何が「いい」なのか。 その人にとって「いい」とは何か。 それは意外と漠然とし...
真実とは何か

「願望」の取り扱い

望んだものが手に入るのは、実は幸せなことではありません。 それは地獄の始まりです。 熱望していたものが手に入った。 その瞬間は幸せです。 でもそこが、地獄の始まりです。 それに執着を引き起こす、あるいはその快感が病みつきになり、さらなる熱望...
真実とは何か

生の実態を知る意味

(前回の続き) 生の実態は、我々が今までそう思ってきたものと、まるで違いました。 生は何かを成し遂げなきゃいけないわけでも、何者かにならなきゃいけないわけでもありません。 生は何かを「やる」ようなものではありませんでした。 それは、何かが起...
真実とは何か

生の実態

「ある」とは何でしょうか。 例えばコップ。 目の前のそのコップは、ちゃんと手で触れるし、爪でたたけばカツカツ音がします。 ちゃんとそこに実在としてある、という感じがします。 では、頭の中の思考はどうでしょうか。 手で触ることができないそれは...
真実とは何か

問題の本質と問題の解決

「問題」とは、それをそのままに捉えるのではなく、何か別なものに捉えるということです。 例えば「恋人と連絡がつかなくなった」という出来事。 これに対して、逃げられた、フラれた、裏切られたと、何か「別なもの」に捉えるのが「問題」です。 ですから...
真実とは何か

苦しみの実体、そして苦しみからの解放

苦しみとは一体なんでしょうか。 普段はあまり見ないようにしている、なるべく避けようとしているそれを、一度じっくりと見てみましょう。 それは「感覚」ですね。 重苦しい感じ、鬱陶しい感じ、もやもやした感じ、重い感じ、いやな感じ。 言葉では限界が...
生きる意味

苦しみの意味

人が人生というものに疑問を持つのは、たいていうまくいかない何かがあったときです。 順風満帆、万事上手くいっているときに疑問を持つことはありません。 人知の力ではもうどうしようもないこと、深い喪失、悲しみ、懊悩。 そういう状況に出くわしたとき...
真実とは何か

ありのままの事実

ものごとはただ起きているだけ。 それが事実ではないでしょうか。 「自分がそうしたからそうなった」 ではなぜ自分はそうしようと思ったのでしょうか。 それは「そうしようと思う」が「起こった」からではないでしょうか。 よく見ると世界はただ起こって...