人は何者かになろうとします。
しかし、真実は何者でもありません。
「何者」は、人が勝手に決めたものであって、真実ではありません。
何者かになるなんて、無意味でしょ。
何者かになったとしても、真実は何者でもないんだから。
何者でもないことの素晴らしさを知ろう。
その広大無辺さ。
どんな「何者」も無意味になってしまう、その次元の違い。
すでにあるものをよく見てみよう。
すでに自分は何者であるか。
何もないでしょ。
何者でもないでしょ。
だから何者かになろうとするわけですが、何者かなんてのは幻想です。
だって宇宙の果てでもその「何者」は通用しますか?
社長である、役者である、デキる人間である、とか何とか。
それらは宇宙の果てでも通用しますか?
宇宙の果てでも通用するのは「何者でもない」だけでしょ。
つまりそれが真実です。
ローカルルール、その場その時だけのルールに縛られて真実を見失っていませんか。
いつどの時、どの場所でも通用することこそが、本物です。
小さなこと、しょうもないことよりも、大きなこと、核心なことを求めよう。
…
何者でもない。
あなたはすでに、何者でもありません。
それが真実であり、核心です。
何者である必要もありません。
何者のために何者でもないを犠牲にするのは、本末転倒です。
あなたはすでに、どんな何者もかなわない存在です。
そのことを実際に知ってください。
今言われたから「へ~、そうなんだ」と思うのではなく、実際に自分の感覚で確認してください。
ありのままの自分を見て。
何かと比較するのではなく、実際に自分がどうであるかを、その目で見て、確認してください。
顔形がどうこうではなく、その存在感、本当の感じ、想像でも空想でもなく、実際を、見てください。
今まで見逃していた真実。
周りから取り入れた知識や妄想を捨て、実際のところ、本当のところを素直に見てください。
本当の自分に、出会ってください。
それは誰に教えられることもできないもの。
自分でしか知れないもの。
誰にも頼らず、自分自身で知ってください。
本当の自分に、戻りましょう。
あなたはすでに、どんな何者以上です。
どんな何者にもなる必要はありません。
ただ自分自身にくつろいでいるだけでいいのです。
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