何もしなくていい時にしたくなること

「何もしなくていい」と仮定してみましょう。

何もしなくていい時、あなたは何をしますか。

仕事もしなくていい、ごはんも作らなくていい、誰の世話もしなくていい。

何もしなくていい。

 

何もしなくていい時に、本当に何もしないのは、逆に困難です。

きっと何かをしたくなるはずです。

その時にしたいことが、あなたが本当にしたいことですね。

 

お金を稼がなきゃいけないから、自分が面倒をみなければいけないから、体重を減らさなきゃいけないから。

そういった条件付けが一切なく、何もしなくていいのに、やりたくなってしまうこと。

それこそが純粋な、やりたいことですね。

それでお金が稼げるわけではもちろんありませんし、何かの役に立つこともありません。

 

本当にムダすぎて、普段だったらゼッタイに頭の端にものぼらないようなこと。

だけど、これこそが本当に最も大切に取り扱うべき、真の宝です。

 

「純粋な衝動」

これの美しさを、改めて確認してください。

純粋な衝動です。

あなたの中に、こんな美しさが潜んでいたのです。

 

それは本当に、真剣に向き合うべき、あなたにとっての宝です。

あなたが今、人生に何か空しさを感じているとしたらそれは、このあなた本来とも言うべき純粋さが発揮されていないからです。

 

この宝が普段埋もれているのは、あまりにも「やらなければいけないこと」が多すぎるからです。

お金を稼がなきゃいけない、家事もしなくちゃいけない、将来のことも考えなくちゃいけない。

「やらなければいけないこと」だけで一日の大半が終わってしまいます。

 

風穴を開けましょう、まずは、そこに。

まずは時間を見つけて、「何もしなくていいんだ」と言い聞かせてください。シミュレーションです。

今、この時間だけでも、何もしなくていい状態にひたってください。

何もしなくていい、何もない。

予定も、都合も、用事も。

あなたを煩わせる人は誰もいない。

こなすべきタスクもない。

なんにも、ない。

なんにも、しなくていい。

 

それは人間本来の状態です。生まれたままの、まっさらな状態です。

しばらくそこにひたりましょう。

無限の自由をかみしめましょう。

 

どこに行ってもいいんです。何をしてもいいんです。

どこへでも行けるし、何でもできる。

そのときあなたは、どこへ行きますか、何をしますか。

何の制限もありません。

無限の自由に浸りながら、どんな衝動が湧き起こるでしょうか。

 

その宝をつかまえてください。

これでどれだけ稼げるか、とか、何の役に立つか、とか、頭で判断しないでください。

ただその純粋さ、美しさに気づいてください。

ゆっくりじっくりそれに向き合うことから、始めましょう。

 

コメント

  1. 久しぶり✌待望の‼やった✌やったよ

  2. はな より:

    こんにちは。本当にやりたいことをやって生きてる人がうらやましい反面、自分にはわからずここでヒントを見つけたくてこの記事を読みました。

    記事の内容は他の記事にも通じる内容で、あなたらしい内容だなと感じる反面、こちらの思考は、そうはいっても月日はどんどん経つし、何か見つけたいんだよ、どうしたらいいんだよと相変わらずうるさいです。

    とりあえず、一日のうち一時間でもその純粋な何かをやってみます。わたしにとっては静かな音楽を聴くだけですが。

    • こーへ より:

      こんにちは。ご感想ありがとうございます。
      大事なのは、やりたい事を見つけることよりも、「やりたい事をやらなければいけない」という固定観念を捨てることだと思いますよ。あるいは「素敵な人生を生きなきゃいけない」とか「人生勝ち組に入らなきゃいけない」という固定観念を。

      そのような「何がなんでも見つけなくてはいけない」という気迫で迫られると何事も逃げてしまうのは想像がつきますね。別にどっちでもいいや、という余裕があるときに、向こうからやってきます。

      じゃあそんな余裕ってどうやったら持てるんだよという話になりますが、捨てるんです。ぎゅっと握りしめているそれを。「勝たなきゃいけない」とか「成功しなきゃいけない」っていうそれを。
      それってある意味、防衛本能に反する行為で、感覚的には「死ぬ」みたいな気持ちになりますが、実際には死にません。恥も外聞も捨てて、「OK、もう負けだ」と認めるのは、ある意味自我の死、みたいなものですが、あなたの欲しているものはきっとその先にあります。
      今いる場所では、欲しているものは手に入らないのです。
      今いる場所を終わらせることができれば、自ずと次の場所を始めることができます。

      • はな より:

        お返事ありがとうございます。

        やりたい事をやらなければいけないという観念は私の中ではないんです。勝ち組にならなければとか稼がなきゃとか全くそういう価値観は本当になくて。

        やりたいことがわからないまま、命という時間だけがすぎてしまい、今30半ば過ぎでもうすぐ40です。いつか見つかると信じ、気づけば月日だけ過ぎてしまってしまってます。

        ずっと焦ったり考えてるわけではなく、けっこう忘れて趣味に没頭してきたりしましたが、やはりふと、今回のコメントのように考えてしまう時があります。

        こんだけ見つからないとほんと、どうしたら良いかわかりません。

        • こーへ より:

          ああそうなんですね。その感覚は非常によくわかりますね。
          個人的な意見だと、やはりやりたい事なんてなくていいと完全にあきらめてしまうことが解決だと思いますね。なぜならそのほうが気分がほっとするから。

          最終的に何のためにやりたい事をみつけたいのかというと、そうすれば気分よく過ごせるからだと思うのですが、全ての行為はその先に気分のよさがあるからそうする、と言えます。
          やりたい事を探すのが気分の悪さをもたらすなら、それはやめちゃったほうがいいということです。
          目に見える行為を目的にするのではなく、その時に感じている気分を基準にすると、間違わないと思います。
          気分が悪いということは、何かが間違っているサインです。

          やはりはなさんの場合は「あきらめる」とか「捨てる」がキーワードになるかと思います。
          やりたい事がなくちゃいけない、このくらいの年齢だったらこうでなきゃいけないという観念が、自らを苦しめていると思います。

          気分良くいるために、やりたい事を見つけるという方法もありますが、やりたい事がなくていいと思える、という方法もあります。

  3. はな より:

    こんにちは。お返事ありがとうございます。

    最終的に何のためにやりたい事をみつけたいのかというと、そうすれば気分よく過ごせるからだと思うのですが

    そうでしたね。引き寄せでよくでてきますが、いい気分が大事ですね。

    このくらいの年齢だったらこうでなきゃいけないという観念が、自らを苦しめている

    これはかなりあります。今の私は理想じゃないからカッコ悪い、恋愛したらダメだと思ってました。それもあり、誰にも会いたくなくてLINE消しました。

    ほしいものを手にする、願望が叶う、目標達成、お金を手にする、すべてそれが手に入ったら気分が良いからですよね。

    まずやることは、そういう否定する想いを気づいたら捨てることですかね。思い込みを変えるって、一度じゃ消えないし気づいたら自分を否定してしまうから、変えるの難しそうですが…。

    あとは気分を一番の優先にし、気分よくいることが大事でしょうか?

    少し日々のヒントが見つかった気がします!

    • こーへ より:

      ほんとそうですね。感情が全てを教えてくれると思います。やりたいことをやっていても全然面白くないということもありますしね。
      そういう意味では何をやっているかに着目するよりも、どういう気分なのかに着目するほうが的を得ていますね。

      そうですね、思い込みってほとんど無意識なので見つけるのは難しいと思います。
      なので、単純に気分だけを見ていればいいと思います。
      気分が変わると、気分が変わる前からは想像もつかなかったような発想やアイデアが浮かんだりするので、気分が変わる前の状態であーでもないこーでもないと唸っていたのは本当にムダだったと、気分が変わってから分かります。(笑)
      つまり、考えることは何ら前進する原動力にならず、気分の良さこそが次の展開をもたらす原動力だと認識するようになるのです。
      なので実際にそれをご自身で経験してみてください。

      またこの「気分の良さ」っていうのが奥の深い話で、自分では気分のいいつもりでも、文字通り「つもり」だったりするので、意外と難しい側面があったりします。
      気分がいいと「感じている」のではなく、気分がいいと「考えている」ということですね。
      こうすれば気分よくなるだろうと考え、それを実行し、自分は今いい気分だと「考える」。
      頭で考えてやってしまいがちですが、その時実際に「感じている」のは、やらされてる感です。つまり全然気分よくないのです。
      「気分よくなきゃいけない」という強迫観念が逆に気分の悪さをもたらすというパラドックスがあるので、注意が必要です。
      まあ単純に気分がいいと元気だし、歌いだしたくなるような気分になるので、どう考えても間違えようがないくらいハッキリとわかるんですけどね。(笑)

      とにもかくにも貴重なご意見ありがとうございました。はなさんの感想はかなりみんなが思っていることを代弁していると思います。

      • はな より:

        ちょっとしたコンサル、コーチングになってしまいましたね笑

        今回、かなり人生の基準が見つかったので本当に助かりました。

        あと今年半年、シンプルに気分のよさを第一に生活してみます。

        結果的に他の方の参考になるようでしたら、私も嬉しく思います。

        良い報告できるようになったらまた書き込みさせていただきます!!

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