何のために生まれてきたのか、という話

みなさんが「楽しい」と思う時。

それは、「何をやっているか」は関係ありません。

 

例えば、高級レストランで豪勢な食事をする時。

普通はそれは至福の時間と感じられるものでしょう。

しかし、その時間を満喫するのではなく、「こんなことしてていいのだろうか?」などと罪悪感を感じていたりすると、ちっとも楽しくありません。

 

逆に、「家事」などは普通めんどくさいものと感じられるものですが、心持ち次第ではとても楽しいものになります。

 

「楽しい」と感じることと、「何をやっているか」は、全く関係がないのです。

何をやってても楽しいと感じることもありますし、何をやってても楽しくないと感じることもあります。

 

楽しさを感じるために必要なのは、「何をやるか」ではないのです。

何かもっと別な要素があるのです。

たぶんそのことはみなさんも、実体験に照らし合わせて理解できることと思います。

 

 

じゃあ一体、楽しい・楽しくないを分ける要素とは何でしょうか。

それは「本心が喜ぶかそうでないか」です。

 

「本心」こそが、それ以上がない最高地点です。

素晴らしい世界は「本心」が作る

 

その本心が喜べば、絶対的に喜びとなります。

本心をごまかしたり、本心にウソをついていたりすると、心の底から喜ぶことができません。

 

本心がどう感じているか。

つまりはそこです。

 

最大限の喜びがわからないということは、本心が見えていないということです。

本心がわからない、しっかり掴めていないから、本心がどう思っているかもわからないのです。

 

大事なのは、本心をしっかりとグリップすること。

100%ちゃんと把握することです。

 

長年本心を無視してきた人には、まずはそこが難しいでしょう。

誰かの言いなりになり、世間の言いなりになって過ごしてきた人には、まず自分の本心を見つけることが難しいと思います。

 

いきなり本心を発揮することが難しくても、まずは本心を「発見」しましょう。

本心の言う通りに行動できなくても、何を言っているかをちゃんと聞き取ってみましょう。

 

本心の言うことは、世間では「ダメ」って言われることが多いのです。

だから世間で生きていくために、本心を押し殺して、世間に合わせて今までやってきたわけです。

 

いきなり世間に抗うようなことをしなくても、本心が言っていることをちゃんと聞き、そのことを認めてあげましょう。

人にはとても言えないようなことを本心が言っていたとしても、あなただけはそのことをちゃんと認めてあげましょう。

 

そして、できることから、簡単なことから始めていきましょう。

大したことじゃない、やろうと思えば簡単にできる些細なことからがスタートです。

 

本当に単純に、「休みたい」というなら、ちゃんと休んでみる。

今コーヒーが飲みたいと思ったなら、飲んでみる。

この服が欲しいと思ったなら、買ってみる。

そして、そこで感じる「本心の喜び」をちゃんと感じてみる。

 

ここで、「休むのはなんか悪いなぁ」などと感じていたりしたら、休む意味がありません。

本心の喜びを感じるために休むわけですから、それが感じ取れないのだとしたら、休む意味がありません。

せっかくの高級レストランで罪悪感を感じるのと同じです。

 

本心の解放」という目的を、いつも見失わないようにしてください。

そうしないと、気づかないうちに本心を縛る行動をしてしまいます。

今までずっとそうしてきたから、ほっとくと惰性でそうなってしまいます。

ここは意志の力をグッと発揮して、ちゃんと本心の喜びを感じましょう。

 

「喜びを」「実際に」「感じる」ということが、とても大事なのです。

「何をするか」は大事ではありません。

喜びを、感じる、ということが大事なのです。

そのためにそれをやるわけです。

感じられないのなら、それをやる必要はないのですから。

 

逆に。

「感じられない」のだとしたら、自分はそれでは喜びを感じないのだなという学びになります。

今後はそれを「しない」という、行動の指針になります。

そうやって、いらないものは捨て、いるものを取り入れて、進んでいけばいいのです。

 

何をやったとしても、必ず前に進みます。

そのために必要なのは、「前に進もうとする意志」です。

 

ごくごく些細なことからでいいのです。

小さくても、ちゃんと本心の喜びを感じ取ることができれば。

 

本心の喜びがじわっと広がる感覚を、たくさんたくさん感じていきましょう。

「ああ、これだ」というのを、たくさん思い出していきましょう。

そしてその状態に慣れていきましょう。

 

実際、何をやっても、どこにいても至福です。

「何をするか」は関係ありません。

空を見ても、深呼吸をしても、ただ歩くだけでも、至福です。

ただただ感じてみてください。

何をするかにこだわらず。

 

「喜びを」「感じる」ということにフォーカスしていると、意味もなく喜びが溢れてきます。

もともと喜びであったことが、勝手にわかります。

そこのポジションに慣れていきましょう。

 

少しずつ、少しずつを、続けていきます。

続けていれば徐々に、雪だるま式に大きくなっていきます。

 

徐々にあなたの意識は変わり、そこから生まれる行動も変わり、行動が生む結果も変わり、結果的にあなたの世界は変わります。

 

全ての指針は、あなたの本心です。

そして前に進むエンジンが、あなたの意志です。

 

本心というコンパスと、意志というエンジンで、迷うことなく正しい道を、前に進んでいきましょう。

 

 

本当に何のために生きているのかを、もう一度思い出してください。

苦しむためよりも、喜ぶため、楽しむためですよね。

何のために生きてるの、私の人生一体何だったの。

徐々に、徐々にでいいので、ゆっくり思い出していきましょう。

 

あなたらしさを取り戻してください。

世間や常識に負けないで。

あなたがあなたらしく生きることが、あなたが生まれてきた意味であり、世界があなたに期待していることです。

 

輝いて見える人は、どんなジャンルにもいますね。文化、スポーツ、芸能、学問。

つまり、「輝く」ということと、「何をやっているか」は関係ないのです。

その人が真にその人自身であるから、輝いて見えるのです。

 

あなたは輝いている人にあこがれるのではなく、あなた自身が輝いてください。

 

あなたの本心が、「私も輝きたい」と叫んでいる。

だから輝いている人にあこがれを感じる。

あなたが輝いている人に憧れを感じることができるなら、あなた自身も輝くことができる。

 

だってあなたの内に、輝く要素が待っているから。

私の出番は今か今かと、輝きだすのを待っているから。

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