真実とは何か

真実とは何か

そのままでOK

我々が人生でやろうとしていることは、よいものだけを集めることです。 いい会社、いい恋人、いい洋服、いい経験。 人間は常に「いい」を感じていたい生き物です。 じゃあ、何が「いい」なのか。 その人にとって「いい」とは何か。 それは意外と漠然とし...
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「願望」の取り扱い

望んだものが手に入るのは、実は幸せなことではありません。 それは地獄の始まりです。 熱望していたものが手に入った。 その瞬間は幸せです。 でもそこが、地獄の始まりです。 それに執着を引き起こす、あるいはその快感が病みつきになり、さらなる熱望...
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生の実態を知る意味

(前回の続き) 生の実態は、我々が今までそう思ってきたものと、まるで違いました。 生は何かを成し遂げなきゃいけないわけでも、何者かにならなきゃいけないわけでもありません。 生は何かを「やる」ようなものではありませんでした。 それは、何かが起...
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生の実態

「ある」とは何でしょうか。 例えばコップ。 目の前のそのコップは、ちゃんと手で触れるし、爪でたたけばカツカツ音がします。 ちゃんとそこに実在としてある、という感じがします。 では、頭の中の思考はどうでしょうか。 手で触ることができないそれは...
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問題の本質と問題の解決

「問題」とは、それをそのままに捉えるのではなく、何か別なものに捉えるということです。 例えば「恋人と連絡がつかなくなった」という出来事。 これに対して、逃げられた、フラれた、裏切られたと、何か「別なもの」に捉えるのが「問題」です。 ですから...
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苦しみの実体、そして苦しみからの解放

苦しみとは一体なんでしょうか。 普段はあまり見ないようにしている、なるべく避けようとしているそれを、一度じっくりと見てみましょう。 それは「感覚」ですね。 重苦しい感じ、鬱陶しい感じ、もやもやした感じ、重い感じ、いやな感じ。 言葉では限界が...
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ありのままの事実

ものごとはただ起きているだけ。 それが事実ではないでしょうか。 「自分がそうしたからそうなった」 ではなぜ自分はそうしようと思ったのでしょうか。 それは「そうしようと思う」が「起こった」からではないでしょうか。 よく見ると世界はただ起こって...
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変わるものと変わらないもの

「ものごとはあまりにも変わる」 みなさんが経験する現実ですね。 あなたのまわりの状況は、10年前とも20年前とも違い、すっかり変わっていますね。 そんなに大昔でなくても、1日前2日前、あるいは数時間前、数秒前でも、一瞬たりとも同じではあり得...
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「見ること」が人生を根本的に変える

(前回の続き) 見ること。 それは、「それが、そうである様を、ただ見る」ということです。 実につまらない、何の興奮も感動もない、退屈極まりない行為です。 すぐにその「退屈さ」に目が行きます。「つまらなさ」に目が行きます。 あるいは、何かすご...
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「求める」よりも「見る」

前回、「する」ことは重要ではないという話をしました。 では、我々には何もすべきことがないのでしょうか。 「する」から「なる」へ 我々がすべきことは、「求める」ことじゃなくて「見る」ことです。 我々はつい「求める」ことに走ってしまいますが、全...