ここは銀座の三丁目でしょうか?
いいえ、ここはどこでもない場所。
どこでもない場所は、「どこか」ではありません。
それはどこか「行く場所」ではありません。
それは、「そこ」です。
今いる、その場所です。
そこはどこですか?
銀座の三丁目ですか?それとも自宅ですか?それともドトールですか?
いいえ、それは「そこ」です。
あなたはそこ以外のどこかにいたことがありますか。
あなたのいる場所が、そこです。
だから、あなたがどこにいようとも、あなたはそこ以外にいたことはありません。
なぜなら、あなたのいる場所が、「そこ」だからです。
あなたがどこに行こうとも、「そこ」はあなたについて回ります。
というか、あなた自身が、そこです。
あなたは常に、そこにいますね。
そこ以外のどこかにいたことはありませんね。
…
このことは、普段忘れています。
忘れて、自分は会社にいると思ったり、タクシーに乗ってると思ったり、海にいると思ったり、山にいると思ったりしています。
しかし事実は、自分のいるところがそこです。
自分は常にそこにいて、そのまわりに、会社であったり自宅であったりという環境が、展開しています。
「自分が移動している」のではなく、自分は常にそこにいて、「まわりの環境が展開している」のです。
これは「確かにそのように捉えることもできる」と、「理解」はできると思います。
同時に「理解したから何?」という思いもあるでしょう。
しかし、「理解したから何?」という思いはとりあえず置いといて、そこに実際に「居てみる」と、どうでしょうか。
あなたが理解したそのポジションに、実際に居てみるのです。
あなたは別に、人生のしくみについて「理解」したいわけではありませんね。
あなたが欲しているのは、理屈を頭で理解することではなく、理解を超えた「体感」だと思います。
ですから体感してください、実際に。
そのポジションに実際に居るということが、あなたが求めている体感です。
さあ、実際に体感してみてください。
それは、どんなに本を読んでも、どんなにセミナーに参加しても、得られないものですね。
それは知識でも理解でもなく、体感ですね。
さあ、実際に体感してみてください。
「それ」が、あなたの求めていたものです。
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