気分が落ち込んでいるとき、普通ならそこから這い出ようとしますね。
何か気分の良くなるようなことをしたり、気を紛らわせてみたり、なるべくそこから逃げようとします。
その気分の悪さを、そのまま受け入れてみると、どうなるでしょう。
別に死にはしないので、実験してみると面白いと思います。
この気分の悪さって、面白いんですよ、実は。(笑)
この気分の悪さは、ある意味面白いのです。
これは無限のバリエーションがある、万華鏡の模様の一つです。
そして、「気分の良さ」もまた、万華鏡の無限のバリエーションの一つです。
つまり、究極的な意味において、気分の悪さも気分の良さも同列なのです。
気分の悪さは面白さの一つであり、気分の良さもまた、面白さの一つです。
そうやってくるくるくるくる回っている万華鏡なるものが、いわゆる人生です。
ただ単に万華鏡は回っています、くるくるくるくる。
それに対して「あー」とか「うー」とか、「もうちょっと上」とか「もうちょい右!」とか言っているのが、一般的な意味での人生です。
ただ単に回っているのです、万華鏡は。ただ単に。
それに対して「勝手に」リアクションしているのが、我々です。
万華鏡は、我々のリアクションに関係なく、ただ単に回っています。くるくるくるくる。
ただ単に回っているのです。
いちいちリアクションするのをやめて、ただ単にその展開を眺めてみたらどうですか、というお話です。
万華鏡って、ただ単にビーズやら紐やらの「要素」が、ぐるぐると回っているだけですね。
その様子が、一回こっきりの「模様」として、目の前に展開する。
我々の人生も、さまざまな要素がぐるぐると巡り、その時だけの「模様」として、いま目の前に展開している、ということです。
その展開や模様について、あーだこーだ言うのをやめ、ただ単に「見る」のです。
そもそも万華鏡って、楽しむためのおもちゃですね。
織りなす模様に文句を言うための装置ではなく、ただ単に眺めて楽しむためのおもちゃです。
今回は、人生なる壮大な万華鏡を、その本来の機能に沿って、ただ単に眺めて楽しもうって企画です。
どうですか? 面白そうじゃないですか?(笑)
のった!という人はぜひ、のってみてください。
自分の人生において。(笑)
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