次元の違いを理解すると、わかりやすいです。
これはあくまで「例え」ですが、例えがあると、わかりやすいです。
今、我々が生活している物理次元、三次元。
ここで我々は生きていますね、生活していますね。
そこでの発想は、
「あーお菓子食いてえ」
「なんかいいことないかな」
「服なら何着でも欲しいわ」
「もっと高級ブランドの服が欲しい」
「もっと素敵な彼氏が欲しい」
「あー仕事やめたいな」
「この動画マジ受ける」
といったことです。
物理次元に根付いた、物理的なことです。
この流れでいくと、
「本当の自分とは何なのかを知りたい」
「悟りを開きたい」
「真実を知りたい」
「究極のところまでいきたい」
「別なセミナーにも行ってみたい」
「わかっている人になりたい」
みたいな。
同じですよね。
ぜ~んぶ同じことです。
我々は物理次元で物理的に生息しているので、やっていることは基本全部一緒の物理的な事柄です。
じゃあ、物理次元を超えた違う次元の出来事とは何なのか。
それがいわゆる、宇宙とつながることです。
真の自分を発見することです。
無の境地です。
これは、上記の物理次元の出来事とは全く違うことです。
瞑想なんかも一種のそれ、というか、「それを目指したもの」でしょう。
あと、スポーツ選手やアーティストが、いわゆる「ゾーンに入る」ということがありますね。
もはや物理次元の感覚が消えて、宇宙とつながる。
我々が普段生きている物理次元での生活とは、全く別次元であることが、理解できるでしょう。
このように、物理次元と宇宙次元を分けて考えると、わかりやすいです。
これはもちろん、あくまで理解を助けるための例えであって、実際にそんな次元なんてものがあるわけではないし、次元の定義がうんちゃらとか始まったら、本末転倒です。
つまり、「普段の生活」と「それを超えたもの」という認識を持つとわかりやすいですよという、一種の例えです。
…
さて、ここでハマってしまう人はですね、つまり「生活感情から抜け出せない」ということです。
全てを生活次元の中で処理してしまうのです。
「悟りってなんだろう」とか「本当の自分ってなんだろう」とか。
それってつまり、「明日の犬の散歩はどうしよう」とか「カレーの具買って帰らなくちゃ」と一緒です。
つまり、生活次元の範疇の出来事です。
あなたが求めているのはきっと、生活次元の範疇を超えたもののはずです。
さっきの例えで言う宇宙次元の話です。ゾーンとかフローとかの話です。
しかしながら実際は、生活次元の範疇で、そのことをやっています。
そして、そのことに気づいていない。
どうでしょう、この図式に当てはまる方も少なくないのでは。
では、そのような状態を抜け出すための、解決策。
それはですね、「実際に宇宙次元をやる」ということです。
知ってますよ。
「どうやって?」という質問が出ることは。
しかしですね、その「どうやって?」がすなわち、全てを物理次元に引き戻す魔法の言葉なのです。
我々は「どうやって?」という魔法の言葉を使って、いつも物理次元に引き戻されています。
だから宇宙次元へ行けないのです。
だから毎度物理次元に居座ることになるのです。
「どうやって?」という方法論に頼ろうとする態度。
それが真っ当な三次元世界の住人の態度です。
宇宙次元の住人は、方法論など駆使しません。
方法に頼りません。
すでにやっているのです。
ただ単にやっているのです。
「どうやって?」なんて聞かれても、困ります。
ただやっているだけだから。
まずですね、向いている目線の先が違います。
宇宙次元の住人は、「それそのもの」を見ています。
それに対して物理次元の住人は、「そのやり方」を見ています。
そのものを見ていません。
その「やり方」を見ています。
だから「どうやって?」などという質問が出ます。
宇宙次元の住人からは、「どうやって?」という質問は出ません。
やり方は見ていません。
ただやるのです。
真っ直ぐに、直接やるのです。
やり方なんてないから。
その人がやった軌跡。
それがやり方です。
それはあくまで「軌跡」であって、それそのものではありません。
やり方を求めていたら、いつまで経ってもそれそのものには到達できないのです。
やり方は、今この場で生み出すしかないのです。
それがやり方といえばやり方です。
今この場で生み出るもの。
それがやり方です。
やり方は毎瞬生み出ます。
それはその瞬間初めてわかるもので、前もって決めておくことはできませんし、次の瞬間に持ち越すこともできません。
説明なんてできるはずありませんし、だからこそ宇宙次元と物理次元は交わらないのです。
だから、知ろうとしないでください。
それは知ることではなく感じることです。
一度知ったことは、ずっと覚えていられますが、感じたことは、その場で終わりです。
今感じている感じは、今この瞬間だけのものであり、次の瞬間に持ち越すことはできません。
ずっとその感じを感じていたいといっても、持ち越すことはできません。
今、生み出たもの。
今、の到達点。
それが宇宙。
宇宙次元は知るものではなく、感じるものです。
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