逃げちゃだめなんだよ。
逃げちゃいつだって、何の解決にもならない。
快楽、楽しいこと、気を紛らわすこと。
そんなところに逃げていても、いつまでたっても何の解決にもならないよ。
向き合おうよ、いま逃げているものに。
その恐怖に、その虚無に、その悲しみに。
あなたね、それはチャンスなんだよ。
ゴールはいつだってその先にあるんだよ。
悲しみが、恐怖が、虚無が訪れたなら、それはゴールが近いってことだよ。
それはあなたに与えられた恩寵、奇跡。
それをみすみす無駄にするっていうの?
よく見てごらんよ、それを。
その何でもなさを。
それは恐怖ではなく、恩寵だってことを。
信じるんじゃないんだよ。
信じるのはそれが「見えてない」ってことだからね。
見えないから「信じる」んでしょ?
ううん、「見て」ごらんよ、それを。
理解するんじゃないんだよ。
理解じゃなくて、「見る」んだ。
実際はもう見えてるんだよ。
だってそれはもう「ありのまま、そのまま」だからね。
信じようとするから、見えない。
理解しようとするから、見逃す。
それはもう、そのまんまだよ。
クリアだよ。
クリアになれば、クリアに見える。
汚れていれば、汚れて見える。
信じようとすれば、信じるべきものが見え、理解しようとすれば、理解すべきものが見える。
ただ見れば、ただ見える。
ありのままに見れば、ありのままが見える。
理解しようとしたり、解釈しようとしたり、余計なことをするから見えない。
何もしなければ、それはもう、そのまんま。
それ。
あなたの恩寵を真っ直ぐに見なさい。
キョロキョロしてないで、ストレートに見なさい。
「それ」ですがな。
快楽でもないし、苦労でもないし、努力でもないし、説明でもない。
いま、目の前に、ありありとある、それ。
それ以外に何があんねん。
それしかないやん。
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