あなたは今、人生の中で、何をするのが一番大事だと思いますか?
人生で一番大事だと思えることに、最も注力したいですよね。
だからまずは、それをハッキリさせましょう。
それは何でしょうか?
仕事で成果を出すこと?
子どもの世話をすること?
恋人との時間を過ごすこと?
…
これは「自分自身であること」ですね。
そうじゃありませんか?
他に大事なことがありますか?
自分より仕事が大事? 自分より子どもが大事? 自分より恋人が大事?
本当ですか?
自分が大事だから、それらを大事にするのではありませんか?
それらが自分を満たしてくれるから、それらを大事にするのではありませんか?
それらが自分を満たしてくれなかったとしても、本当に大事だと思えますか?
どこをどう巡回したとしても、結局自分に戻ってきます。
みんな自分を満たしたいのです。
何かを満たしたいというのは、それによって自分を満たしたいのです。
結局は自分に帰ってきます。
…
というわけで、自分。
最終地点であり、出発地点でもある、自分。
自分自身が最大限に自分自身であることが、結局誰もがやりたいことです。
自分自身が最大限自分自身であるとは、どういうことでしょうか。
それは、自分を押し殺してない、最大限に表現している、何のわだかまりもなく、クリアに、ありありと、明確に、自分自身のまま。
自分が最大限自分自身であるときに、最も「生きている」という実感があります。
だからみんなそんな状態を、目指しています。
…
とはいえ自分は自分以外にはなれないのですから、全員がもともと自分です。
もともと自分であるのに自分になるって、どういうことでしょうか。
それは、自分を覆い隠しているものを取り除く、ということになりますね。
そして、本来の自分を、ありありとさらけ出す。
そういうことです。
それってどっちかっていうと、ベクトルの向きとしては、外向きではなく、内向きですよね。
外に何かを取りに行くのではなく、内に向かって掘り下げていくということです。
本当の自分を見つけに行くということです。
自分も知らない本当の自分を発見する旅です。
…
それは具体的にはどういうことかというと、自分が喜ぶことをする、ということですね。
自分が喜ぶということは、「自分が出てきた」ということです。
ひょっこり顔を出した! ということです。
そうやって沢山たくさん顔を出させて、徐々に全貌が明らかになっていく過程。
それが自分自身に還っていく過程です。
それは、それ自体が目的のことです。
それによってお金を稼ごうとか、何か得をしようとか、そういうことではありません。
自分が喜んだ!
自分らしく在れた!
以上、終わりです。
何の実利もありません。
だからみんな、なかなかそのことをやろうとしません。
自分のことは後回しにして、実利を追いかけてしまいます。
でも最初に確認したように、本来最もしたいことは、自分自身であることです。
そのことは後回しじゃなくて、本来最も優先されるべきことです。
あべこべな世の中になっているということですね。
…
もう一度見直してみましょう。
「何をするのが一番大事」か。
今やっているそれは本当に、人生で一番大事なことですか?
いちいち見直さないと、うっかりどうでもいいことに気を取られていたりします。
いちいち見直しましょう。
そして後悔の無い人生にしましょう。
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