事実は何もない。
ここがスタートです。
この「何もない」から、国境を引き、国を作り、法律を作り、電車を走らせ、会社を作り、給料を支払い、買い物をし、洗濯をし、ご飯を食べ、平日と休日を設ける。
「何もない」から、あれやこれやがデッチ上げられてきた。
もともとは「何もない」ですよね?
今あなたの中にある「あれやこれや」は、もともとの「何もない」の上に作り上げられた楼閣ですね。
もともとは何もないんです。
あなたは今、楼閣の中で右往左往しているかもしれませんが、もともとそんなものはなかったのです。
作り上げられた楼閣の中で迷子になっている様子が、見えますか?
その迷子から抜け出すにはどうすればよいか。
もともとの「何もない」に戻ればいいのです。
「何もない」を無くすことはできませんが、楼閣は無くせます。
なにしろ元々そんなものなかったので。
それが「楼閣」だと気づけばいいのです。ただそれだけです。
「もともとは何もないんだ」と思い出せばいいのです。
「何もない」にいるとき、自由です。
まだ何もないそこから、新たに自由に始めることができます。
「何もない」にいるとき、さあ何を始めようかと、ワクワクします。
すでに老朽化した楼閣をいかに攻略するか。
今まではその発想しかありませんでした。
しかし最も根本的は解決は、そのゲームをそもそもやめるということです。
そして「何もない」から新たに始めるのです。
毎瞬が0です。
日々新たです。
もちろん実際に、物理的に何かを壊したり捨てたりするのではありません。
「意識」の問題です。
意識は自由です。
何にも縛られていません。
意識でなら、無に戻ることは簡単です。
そして世界とはすなわち、あなたの意識の上に展開する事象です。
意識の中で、0になる。
毎瞬が0です。
日々新たです。
自由な意識にこれ以上、楼閣の中のあれやこれやを詰め込む必要はありません。
もともとは0、もともとは無、もともとは何もない。
「あ、確かにそうだよね」
でしょ?
…
「かといって現実の生活を捨てるわけにはいかない。我々が知りたいのは、そういう観念上の話ではなく、実際に現実に効く処方箋だ」
と、このような意見も出てくることでしょう、間違いなく。
それです!
それこそが老朽化した楼閣にいつまでもこだわり続けることです。
なんでそこに住み続けなければいけないのですか?
なんでそこまでこだわるのですか?
いやだいやだといいながら、なんでそこに住み続けるのでしょう。
それは、そこが世界の全てだと思い込んでいるからですね。
この楼閣だけが世界の全てで、イヤだろうと何だろうとこの中でやっていくしかないと。
そう思い込んでいます。
いや、もともとそれ無かったじゃん。
もともと何もないところからこしらえた楼閣でしょ? それ。
いつでも0に戻ればいいじゃん。
意識の中で。
「日本」っていう名前も、どっかの誰かが決めたことだし、「お金」っていうシステムも、どっかの誰かが決めたことだし、「出世」とか「結婚」とかも、どっかの誰かが決めたことでしょ?
宇宙ができた時からあったわけではないでしょ?
もともとは「何もない」でしょ。
0に戻ればいいじゃないの、いつでも。
0の時の気分って、わかります?
「さあ始めるぞ」という、あの気分。
真っ白なキャンバスを前に、ワクワクが止まらない。
その0に、いつでも戻ればいいじゃない。
意識は自由なんだから。
まっさらから始めようよ。
純真無垢。
0、0、0。毎瞬0。
0にいるとき、あなたは純真無垢で、けがれのない存在。
けがれる前の、まっさらな存在。
世界は全て、そこから生まれた。
生まれた場所へ還ろう。
生まれた場所こそが、生み出す場所。
そこから生み出そう、新たな世界を。
自由に、楽しく、制限なく。
世界はあなたの手の中。
自由に、気ままに、軽やかに。
ふるってちょうだい、自由の絵筆を。
毎瞬真っ白、毎瞬まっさら。
間違いなんて気にしない。
毎瞬真っ白なんだから。
間違いなんて、そもそもない。
毎瞬まっさらなんだから。
毎瞬真っ白、毎瞬まっさら。
世界はまだ、始まってすらいない。
自由に、無制限に、無軌道に。
思い描こう人生を。
世界はあなたの手の中。
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