意識の変革。
全てはここから始まります。
なぜなら、あなたにとって世界とは、イコールあなたの意識だからです。
意識が変われば、世界が変わります。
逆に、
目に見える何かが変わったとしても、意識が変わってなかったら、何も変わっていないのです。
どんなに職を変え、住む場所を変えても、意識が変わらなければ、あなたが住んでいるのは、相変わらず元の世界です。
では、意識の変革とは、どのように起こすのか。
それは、今この瞬間のそれを、違った意識でやるのです。
今すぐ、この場で、今やっているそれに対して、適用するのです。
「いつか」ではなく、「そのうち」でもなく、「今」「この場」です。
何かどえらいことをしなきゃいけないと思っていませんか?
入念な下準備と勤勉な努力を伴う一大事業だと思っていませんか?
ノンノンそれは全く違います。
それは、今すぐ、この場で行う、ごくシンプルなことです。
今、お茶を飲んでいるなら、それ。
今、キーボードを叩いているなら、それ。
今、呼吸をしているなら、それ。
今、立っているなら、それ。
今、座っているなら、それ。
今、やっている、それです。
今やっているそれを、違った方法でやるのです。
では、どのように違った方法でやるのか。
それは昨日も言った通り、ほっといたら自然にそうなるというやり方でやります。
「流れをつかむ」のです。
そのために脱力が有効です。
最も気持ちのいいポイント、最もピタッと決まるポイントを探ります。
例えば、ただ座るという行為。
これも、ダランとだらしなく座るのが最も快適かと思うかもしれませんが、実際に快適ポイントを探ってみると、腰をそって真っ直ぐ座ったほうが、実は楽です。
こっちのほうが、もっと高いレベルで肩の力が抜けます。
その結果、こっちのほうがもっと快適度が高いのです。
これは私の経験なので、みなさんに当てはまるかどうかはわかりませんが、とにかく実際にやってみると、思っていたこととは全然違う結果が出ます。
そうやって、あらゆる所作、あらゆる行為、あらゆる言動、気が付いた時に気が付いた全てを変革していきます。
「あれ、実際は思っていたのと違う」「これがその感じかー」と、徐々に真実に近づいていきます。
一歩ずつ、着実に。
経験です。体感です。
実際に体で感じて、初めて腑に落ちます。
話を聞いているだけでは、わかった気にはなるかもしれませんが、身には付きません。
「実際に」「自分で」「やってみる」
これによってはじめて、自分のものにできます。
ですから、やってみてください。今すぐ、この場で。
…
意識の変革が、世界を変えます。
あなたにとっての世界とはすなわち、あなたの意識に映る事象だからです。
世界を変えたければ、映っている幻影である事象に手を下すのではなく、それが展開する「場」を変えるのです。
場が変われば、そこに展開する事象も変わります。
物理的には同じものであったとしても、それは変わるのです。
場が変わらなければ、どんなに物理的な事象を取っ替えひっかえしても、そこに展開する事象は、結局一緒です。
例えば黄色い場では全てが黄色がかって見えます。
大根を持ってきても、にんじんを持ってきても、全てが黄みがかる。
でも、場を青に変えれば、今度は全てが青みがかる。
ごぼうを持ってきても、きゅうりを持ってきても、全てが青みがかる。
もちろん大根もにんじんも青っぽく見えます。
何を持ってきても変わらないんです。「場」が変わらないと。
普通は「変えよう!」ってなったら、きゅうりをごぼうにしてみたり、大根をにんじんにしてみたり、そういう発想で動きますが、何を持ってきたとしても、ブルーの場では全てがブルーに見えるし、イエローの場では全てがイエローに見えます。
場が変わらなければ、何を持ってきても変わらないのです、
場、つまり、意識。
意識を変えるためには、今、この場でやっていることに100%向き合う。
そこでしか真のリアルには出会えません。
向き合うとはそれを100%感じ切るということです。
「考える」とは違います。
「考える」とは、今この場をおろそかにすることです。
今、この場、この現場に100%で向き合っていないということです。
考えるということは、意識が今、この場ではないどこかに行っているということです。
考えません。
感じるのです。
その一挙手一投足を。
指の先から視線の先まで。
歩く歩幅から、一度に口に運ぶご飯の量まで。
そしてその時に感じる感覚を、100%で捉える。
言葉にはしません。
言葉は思考です。
思考以前です。
「感じ」です。
感じが全てを伝えてくれます。
余すところなく全てを。
感じを感じてください。
そして感じを感じることができるのは、今この場だけです。
…
世界を変える。
それは夢物語でも絵空事でもなく、とてもリアルに実行可能なことがご理解いただけたことでしょう。
実際それはできるのです。誰にでも。簡単に。
能力も経験も関係ありません。
ただやるかやらないかだけです。
世界を変えようという衝動はつまり、世界が元へ戻ろうとする衝動です。
本来の形へ。あるべき姿へ。
歪んだ形を是正するかのような、自然の自己治癒能力の働きです。
我々はただ、その自然の働きに乗っかればいいのです。
コメント
とても具体的で、とてもわかりやすく、感謝です。お礼をコメントせずにはいれませんでした。ありがとうございます。まだ過去の分も全部、読んでおりませんが、過去の分も、これからも読ませていただきます。
ご丁寧にありがとうございます。m(_ _)m