「今、楽しくなる」といったって、現に今楽しくないのをどうしろってんだ!?
と、思われる方も多いでしょう。
しかし、その「楽しくない」というのは実は妄想なのです。
事実は、楽しいも楽しくないもありません。
事実はただ単に「それ」というものです。
ただ単なる「それ」について、あなたが「楽しくない」という感想を採用しているということです。
それが、事実です。
でも、あなたはきっと、そうは思いませんね。
「いやいや、事実、楽しくないですよ」と。
それは言ってみれば「強力な思い込み」ですが、本人はそうは思っていません。
そこが「強力な思い込み」たるゆえんです。(笑)
思い込みとは、思い込みが外れて、初めて思い込みだとわかるものですから。
思い込みの最中には、それが思い込みだとは思っていません。
思い込みの最中、本人にとってはそれは「事実」です。
そんな思い込みを、どうやって外していけばいいのでしょうか。
それは、それが「思い込み」であるという可能性を検討してみるところから始まります。
…
自分の今生きている状況が「思い込み」であるかもしれないという仮定。
もしそれが本当だとしたら、それは嬉しく、ありがたいことですね。
うまくいっていない現状が「思い込み」であり、本当はもっとうまくいく世界が別にあるとしたら、それはあなたにとって朗報です。
ぜひともそっちに行きたいと思うでしょう。
その「ぜひともそっちに行きたい」というモチベーションが、移行のためには必要です。
人は行きたくない場所に行くことはできません。
「そこに行きたい」という思いが、まずはスタートです。
あなたが行きたいという場所。
それは、今、現に、満たされている状態。
今、現に、完全円満、パーフェクトな世界です。
そんな場所に行けたら、どんなに幸せでしょうか。
実は人は皆、すでにそんな状態にいるのです。
ただそのことに気づいていないだけで。
あなたがやることは、実際に物理的にどこか移動することではなく、今現にいるその状態のまま、ただ単に「気づく」だけです。
物理的な状態は今と全く変わりのないまま、「感覚」だけが変わるのです。
そしてその「感覚」の変化が、実際に物理的な変化をもたらします。
ものの見方が変わります。
あなたの状態が変化します。
あなたは「最強」になります。
そして、最強のあなたにふさわしい状況が、構築されていきます。
あなたが最強になるために必要なものは何もないのです。
あなたは何もいらないのです。
何もいらないから最強なのです。
「何かが必要」ということは、そこが弱みです。
「何かに依存」ということは、それがなくなったら崩れてしまいます。
何もいらない存在、自立した存在。
それが最強です。
あなたはもともと、最強です。
そのことを思い出すだけです。
何も必要ないし、何の助けもいりません。
なぜなら最強だから。
「でもそうは思えない」という今の状態が、つまり思い込みです。
…
それは何か、特別な色眼鏡をかければ見えるのではなく、逆にかけている色眼鏡を外すと見えます。
我々は色眼鏡をかけているのが普通になってしまって、色眼鏡をかけているということを忘れています。
色眼鏡が事実になってしまっていますが、事実は裸眼です。
色眼鏡をかけていることに気づけるかどうかが、ポイントです。
「何か」であるということは、全て色眼鏡です。
裸眼で見ると、全ては「何でもない」に見えます。
「何か」は全て、色眼鏡です。
「考え」は全て、色眼鏡です。
リラックスして、ただ考えを見つめてみてください。
「あ、これも考えだったな」と。
あらゆる考えを手放すと、最後に何が残るでしょうか。
何も残りませんね。
それが「何でもない」です。
それが裸眼でものを見る、ということです。
他人が裸眼でものを見た感想を聞くのではなく、実際にあなたの裸眼でものを見てください。
あなたは勝手に理解します、全てを。
だって見た通りですから。(笑)
あなたのそれっ! ほらそれが「考え」ですよ!
それが「考え」だってことに気づきますか??
そのことに気づいてください、ひたすら。
考えが消えたところで、あなたは消えません。
むしろ本当のあなたが浮かび上がってきます。
きれいサッパリ消えたところに、もともといるもの。
それが本当のあなたです。
その発見をあきらめてしまっては、ほとんど生きてる意味がないと言えるでしょう。
偽の人生をひいこら生きていたって、何が面白いですか?
常に思い出してください、常に問い直してください。
「自分の人生、生きてる甲斐があるか?」と。
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