ありのままを見てくださいね、ありのままを。
生まれたばかりの時のように、何も知らない状態。
あの状態になって、物事を見ましょう。
何も知りません。
色も、形も、それにどんな意味があるのか、わかりません。
全てに何の意味も付与しない状態。
それが本来の状態です。
その状態で居ましょう。
居続けましょう。
それが真実だから。
それがあなたが本当に行きたい場所だから。
後から得た意味や解釈、学んだこと、得た知識は、真実ではないですよね。
真実は、それらを外した状態。
「ありのまま」です。
…
その状態で居ることは、むずかしいことでしょうか。
そんなにむずかしいことではありません。
そうなろうと意識すれば、そうなれます。
でも、無意識にまた簡単に、意味や解釈の世界に戻ってしまいます。
気がついたら戻っています。
結局むずかしいのは、そこに「居続ける」ことです。
後付けの、後から学んで取り入れた意味や解釈の世界のほうが、現状ではデフォルトになっています。
ですから、無知の世界のほうには、意識しないと行けません。
無意識に意味の世界に戻っていることを察知し、また意識的に無知の世界に戻るということを、何度も繰り返さなくてはいけません。
無意識に元に戻って、ずっとそのまま無意識に居続けてしまう傾向や惰性から、グイッっと方向転換しなくてはいけないのです。
そのための「努力」が必要です。
「居る」のではなく、「居続ける」ための努力です。
…
気づきましょう、常に、気づきましょう。
自分が今、どこに居るのか。
そして選択しましょう、真実を。
自分が本当に居たいほうです。
人生にうんざりしたなら、そのうんざりに巻き込まれるのでなく、そこから脱しましょう。
いつまでもうんざりを考え続けることによって、いつまでもうんざりに巻き込まれます。
やめましょう、それを。
やめることを選択しましょう。
なぜならもううんざりは沢山だから。
そこから脱したいと思っているから。
もう、巻き込まれるのはやめましょう。
そして真実を、選択しましょう。
うんざりは、あなたが真実を選択するための原動力です。
苦しいこと、つらいこと、イヤなことは、本当に嫌です、そこから離れたいと思います。
それはつまり、そこから離れなさいという警告です。
そして真実を掴みなさいという促しです。
苦しいこと、つらいこと、イヤなことは、真実を選択するチャンスです。
あなたにはチャンスが与えられているのです。
のんきに、なんとなく、それなりに幸せという状態では掴めなかったチャンスが、あなたには与えられているのです。
苦しみは苦しいほど、つらいことはつらいほど、そこから離れたい、真実を掴みたいという強烈な原動力となります。
そのチャンスが与えられたなら、しっかりとそれをモノにしましょう。
選択です。
毎瞬毎瞬、真実を選択するのです。
本当に自分が居たいほう。
そっちを常に選択し続けるのです。
つらいことは離れていいんです。
そのための「つらいこと」ですから。
つらいことがつらいのは、そこから離れろってことです。
真実に向かえということです。
真実に目を向け続けましょう。
つらさ、苦しみは恩寵です。
それをしっかり、生かしましょう。
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