何かをやる時に、「他にもっといいものがあるんじゃないか」とか、「本当にこの方法で合っているのだろうか」と、今あるものを味わわずに、キョロキョロとあたりを見回してしまうこと。
この時の心理状況ってどうでしょうか?
それは「不安」ですね。
「もっといいものがあるんじゃないか」「合っているのだろうか」。
それはすなわち、今あるものはよくない、合ってない、と言っているのと同じことです。
今あるものはよくない、合ってない
現実とは、今、目の前にあるものです。
すなわち、今、よくない現実を経験している。
この、無意識のうちによくない現実を創造しているカラクリを、見極める必要があります。
そうしないといつまでもよくない現実を創造し続けるから。
「今」が全てです。
今、現にあるものが全てです。
その「今」がよくないとしたらすなわちそれは、よくない人生を歩んでいるということです。
それを変えるにはカラクリを見極め、その仕組みに沿ったやり方に変える必要があります。
「今」が全てです。
そうすると「今」を最高にすることが、ベストとなります。
じゃあ、最高にするためにはどうしたらいいのかと、その最高にするための方法をキョロキョロと探します。
そのキョロキョロと探している状態は、今が最高ではないことを認めている状態です。
はい、無限ループです。(笑)
どうやってその無限ループを断ち切るのかと、結局はそういう話になります。
それは、「今」を味わう、ということです。
いい悪い、うまいまずいは関係なしに、100%の集中力で、今、現にあるものを感じ切るということです。
いい気分かいやな気分かは知りませんが、いま現に感じることを100%感じ切るのです。
いやな気分であったとしても、どうイヤで、なにがいいのかは、きっちり味わってみないとわかりません。
とにかく、今、現にあるものを実際に感じ切る。
そこがスタートです。そしてゴールです。
そこで感じ切ることによって、次の方向が見えてきます。「もっとこうがいい」と。
そしたら次は、そっちに行くのです。
そしてそこでまた100%感じ切ると、次の方向が見えてきます。
そうやって「感じること」が、次から次に、私たちを運んでいくのです。
「感情のナビゲーター」というやつですね。
感情はナビゲーターなのです。
感情を無視するということは、ナビゲーターを切る、ということです。
すなわち、道に迷います。
ナビゲーターを利用して、よくわからない人生とかいう道を進んでいく。
それがカシコイやり方、そう思いませんか?
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