今、この時点では、何もわからないわけですから、この時点の考えで考えてもそれは無駄ということになります。
そこに行った時に初めて降ってくる考えというものがあるので、まだそこに行っていない段階でいくら考えても、そこに行かなければわからない考えは、分かりようもありません。
ですから、無駄に考えることはスッパリやめた方がいいです。
スッパリやめて、「そこに行く」ということに集中した方がいいです。
「そこに行く」とはどういうことかというと、意識の状態を変える、ということです。
今の意識の状態とは違った意識の状態になる、ということです。
どうやって意識の状態を違えていくのかというと、そうなるようなことをする、ということです。
今までとは違う選択をしていく、ということです。
行きたい方向というのは、すでに知っているはずです。
すでに自分の中にあります。
しかしながら、「それは無理」とか「それは怖い」あるいは「今はそれをやっている場合ではない」という思いが、そっちの方向に向かうことをストップさせています。
その、「無理」とか「無駄」を乗り越えて、あえてそっちの方向に行くのです。
ここで大事なことは、無理や怖いを乗り越えることそれ自体ではなく、「正しい」方向に行くということです。
無理なことをする、怖いことをする、ということ自体に意味はありません。
「正しい方向に行く」ということに意味があります。
正しい方向に行くには、無理や怖いを乗り越える必要がある場合に限り、無理なことや怖いことをすることに意味があります。
ですから、正しく「正しい」を見極める必要があります。
正しい方向はすでにありますし、すでに知っています。
しかし、無理、怖い、意味がない、などという理由により、そちらの方向に行くことがストップされています。
そっちの方向は確かに「意味がない」ことです。
普通の発想で考えたなら、あまりにも意味がないことです。
なんの足しにもならないし、時間の無駄になりますし、お金の無駄にもなります。
しかし、純粋に「そうしたい」という思いは、それをやってみなければわからない場所に連れて行ってくれるものです。
その場所に行かなければ絶対にわからない考えが降ってくる場所が、そこです。
そこに行かないから、今まで思いもつかなかったような考えが降ってくることもなく、その結果、今までと同じ日常が繰り返されることになります。
つまり「変える」って何を変えるのかというと、行動であり、選択です。
どういう行動であり選択であるかというと、純粋に自分の中にある「そうしたい」という思いを叶える行動です。
それは今まで、「無理」とか「怖い」によってストップされていた行動です。
そのストップをゴーに変える選択をするということです。
意味がないからとやらなかったことをやるのです。
そうすることによって、徐々に意識が移行していきます、今まで考えもしなかった場所に。
大事なのは「正しい方向に行く」ということです。
あるべき場所に行く、ということです。
それによって、今まで絶対に思いつかなかったような展開が展開していきます。
そのために必要なのが、怖かろうが無駄だろうが、実際にそっちへ行く選択をする、ということです。
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