現実がうまくいくときって、実際どういうことが起こっているのか

現実がうまくいかない。だからうまくいかせたい。

要するにそういう話ですよね。

 

うまくいってない。だから、うまくいかせたい。

それはつまり、「今」うまくいってないわけですよね。

だからうまくいってない現実が、いまここにありますね。

 

その状態では何をやっても、うまくはいきません。

なぜなら、今すでにうまくいってない状態だから。

 

やるべきことは、うまくいってない状態を、うまくいっている状態に変更することですよね。

それはつまり、内側を変更することです。外側ではありません。

外側を変更することによって内側を変更するもんだと思って、外側の変更を試みるわけですが、それは非常にうまくいきづらいです。

内側がうまくいってない状態で外側をうまくいかせるのはかなり無理があるし、うまくいってもその状態を維持することはさらに困難です。

 

結局のところ、内側しかないのです。

内側の世界が、外側に反映しているだけなので。

外側の世界を無理矢理に書き換えても、またすぐ内側を反映した世界に戻ります。

内側を直で取り扱うしかないし、それが本当に根本的な方法です。

 

内側を直。

それはどういうことかというと、感じていることを変更する、ということです。

内側とはつまり、感じていることです。

感じていることはどうやったら変更できるか?

それは望ましい感じになれるものに触れたり、望ましい感じになれることをやる、ということです。

 

望ましい感じとはなんでしょう?

それは、心地いいとか、リラックスとか、スムーズとか、「いい感じがするもの」ですね。

いい感じは自分でわかりますね。

おいしいとまずいの区別がつくように、いい感じとよくない感じの区別はつきます。

 

いい感じのものに触れたり、いい感じがすることをやったりすると、当然いい感じになりますね、気分が。

内側が「いい感じ」になるということです。

今、現に、いい感じ。

それって、今、現に、うまくいっているということですよね。

そういうことです、つまり。

よくよく考えたらすごく簡単ですね。

 

つまり、現象(外側)に着目しすぎなのです。

今、現にお金がない。だからうまくいってない。

今、現にフラれた。だからうまくいってない。

うまくいっている、いってないを、現象によって決めているということです。

だからつい現象をどうこうしようとしますが、現象と実質は違います。

 

うまくいっている、いっていないは、現象が決めるのではなく、感覚が決めます。

外側の現象は関係なしに、「うまくいっている」という感覚がすなわち、うまくいっているということの実質です。

実質を見過ごして、虚像のほうにばかり執心しているという状況に気づいてください。

実質は外側の現象にはありません。内側の感覚です。

そのことを理解していないと、永遠に間違え続けます。

 

逆に、そのことに気づいてしまえば、あとはカンタンです。

外側を変えることに頑張っていた労力を、内側に向け変えるだけです。

向きが逆だったのです。

 

現実を変えようと思って必死に頑張ってきたその同じ労力を、内側に向け変えたら、あっという間に現実変わりますよ。

現実は内側を反映しているだけなので。

向きの違いです、要は。

 

難しいとしたら、今までのクセから抜けるということだと思います。

つい外側に気を取られますから。

それはもう、気づいたら、うっかりです。

だから、常に自分の意識がどっちを向いているかをチェックし、元に戻らないように見張っている必要があります、新しいクセがつくまで。

 

この古いクセを新しいクセに変更する期間が、頑張りどころだと思います。

外側に集中してしまうという古いクセを抜けて、内側に集中するという新しいクセをつける。

新しいクセがついてしまえば、あとは楽に人生うまくいくでしょう。

 

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