自分を発見することがすなわち、人生の充実

自分というものは、発見されるものです、ある意味。

自分自身にすら気付かれないで眠っていた自分自身を、自分自身で発見していく過程。

 

「あ、自分ってこんな人だったんだ」

新たな発見をするたびに、どんどん自分らしさが取り戻されていきます。

 

どのように発見していくのか？

それは自分自身に興味を持つことです。

自分ってどんな人なのかなと、興味をもって探っていくことです。

 

普段は自分を演技しています。

日常生活を支障なく送るために、普段は本当の自分を隠して、ニセの自分を演技しています。

だから、本当の自分がわからなくなっています。

そこを興味をもって掘り下げて行くことによって、取り戻していくのです。

 

それは日常生活の中ではできませんね。

というかやりにくいですね。

普段演技している舞台ですから。

 

舞台を降りたバックステージで、それをやってみましょう。

普段テレビをみたりSNSやったりする時間を、自分のために使いましょう。

 

素直になることです。

とことん、素直になることです。

自分についていたウソを、一つずつ暴いていくことです。

 

本当の自分を発見したとき、喜びがあります。

「あ、確かに自分はこんな人だった！」

なつかしい感じすらします。

 

それはとても楽しい作業です。

そして、意義深い作業です。

本当の自分に還るって、楽しくて意義深い作業です。

だって、本当の自分で生きたら、もっと充実した感じを味わえるから。

 

本当の自分に戻っていけばいくほど、もっともっと充実した気持ちになります。

好循環が始まります。

進めば進むほど、もっともっとと、モチベーションが上がり、速度も増します。

 

まずは最初のキッカケをつかみましょう。

ほとんどの人は自分に興味を持ちません。

それよりも、テレビのゴシップとか、職場の噂話に興味を持ちます。

 

でも、それらよりも、本当に本当に面白いのは、自分自身です。

 

「自分なんて大したことない」と思っているかもしれません。

美人でもないし、頭もよくないし、面白い話もできない。何の取り柄もない。

 

見るべきとこはそこじゃありません。

そんなところを見ていたら、そりゃあゲンナリするでしょう。（笑）

 

どういう外見か、何ができるかなどはとりあえず置いときましょう。

まずはここがファーストステップです。

まず真っ先に目が行ってしまうそれらをスルーしてその奥を見ることが、第一ステップです。

 

目に見えるものの奥には、何があるでしょうか。

目に見えないものがありますね。

それを便宜上「波動」と呼びましょう。

波長が合う、合わないの「波」ですね。

 

波長が合う、合わないと言ったりするのは、目に見える何かがどうということではなく、何とは言えないけど「感じる」ものですね。

目に見えないけど、感じるものです。

そういった類のものです。

 

それを「感じて」みましょう。

 

何か悲しみとか、不安、恐れといった、そんな感じでしょうか。

「何」とは言えないけど、漠然としたネガティブな感覚。

そういったものを発見するかもしれません。自分の奥を覗いてみたら。

 

まずはそれを見てみましょう。

ただ単に、見てみましょう。

発見できました？

何か「感覚」を発見できました？

 

このブログを読んでいるということはきっと、ネガティブな感覚をそこに発見されたかと思います。（笑）

そのネガティブを何とかしたいという思いが、あなたにこのブログを読ませています。

まずはその感覚を発見してみましょう。

 

では次に何をやるのか。

何もしません。

それで終わりです。

「発見」したら、とりあえずそれで終わりです。

簡単ですね。（笑）

 

とても簡単なことですが、今まで一度もそんなことしてこなかったのではないですか？

初めて、自分自身と向き合ったのかもしれません。

 

それくらい、意志をもって向き合わないと、なかなか自分には興味を持たないものです。

「自分」という、全ての経験の中心に存在するものに興味を持たないで、周辺にばかり興味を持つのは、よく考えるとおかしな話かもしれませんが、実際にそうです。

しかし、全ての経験の中心に位置するのは「自分」なのです。

「自分」を解決することが、全ての経験を解決することなのです。

 

ですから赴きましょう、自分へ。

そして自分を解決しましょう。

 

…

 

さて、発見した自分自身の波動。

常にそれを見張ってください。

今どんな波動でいるか。

興味をもって見守ってください。

とりあえずそれをコントロールしようとか考えなくていいです。

ただ単に見守ってください。どんな動きをするか。

 

そしてその「監視」を、徐々に日常生活中でも実行していきましょう。

会議の最中でも、ランチの最中でも、デートの最中でも。

自分の波動の動きに、敏感になりましょう。

常に把握しましょう。今自分がどうであるかを。

 

把握していると、願望が出てきます。

「どうでありたい！」と。

何を感じたいか、どうでいたいか、自分の奥から望みが湧き起こってきます。

そして、それすらも、ただ単に見ます。

それを叶えようとか、とりあえず考えなくていいです。

ただ単に、見てください。

 

「ああ、自分はこんなことを思っているんだな」と。

ある意味他人事のように、見守ってください。

そして、何か動きたくなったら、そのように動いてください。

めんどくさいとか思わずに、「したい」になるべく忠実に、動いてください。

 

間違えてもいいです。

したいと思ったけど、本当はしたいじゃなかったとか、気にせずいきましょう。

ただ、自分の波動からは目を逸らさないでください、常に。

そして、ただそれだけをやっていってください。

 

つまり、常に波動を監視、何かしたいと思ったら、そのしたいに忠実に動く。

それだけです。

 

結果とか気にしないでください。

ただそれ自体を楽しんでください。

本来の自分に還っていきます。

 

そして、本来の自分に還ることは、それ自体がかなりな喜びです。

その喜びを味わいましょう。

 

充実感があなたを襲い、それはどんどん深まっていきます。

「本当に生きている感じ」がし、この道をさらに行きたいと思うでしょう。

 

「気がついたら」です。

 

気がついたら、あなたの人生は充実したものになっています。

「充実させよう」とか思うまでもなく、気がついたら充実しています。

 

以上が、その手順です。

以上が、「気がついたら充実した人生を送っていた」のマニュアルです。

意外と簡単でしょう？

こんな簡単なこと、みんながやらないのが不思議でしょう？

 

でもやってみると、意外と意志の力が要求されます。

常に監視する集中力が要求されます。

ついうっかり、今までの生き方に戻ってしまいます。

その点が難しいと、前回の記事にも書きました。

「努力」と「真剣」の違い

 

あなたはどうでしょう。

ぜひ試しに始めてみてください。