空しさに向き合った時、驚きの発見がある

向き合う。

あなたはその空しさに、一度芯から向き合ってみたらいかがでしょう?

安易にテレビをつけたりSNSを覗いたりしないで、そいつと真正面に顔を突き合わせてみたらどうでしょう。

その感覚の中に、完全に身を浸してみたらどうでしょう。

それはテレビやSNSよりも、よっぽど面白い冒険になるはずです。

 

空しさと仲良くなってみましょう。

そいつに心を開いて、打ち解けてみましょう。

 

そいつは掴んだり持ったりできません。

あくまで「感覚」です。

掴めない「感覚」です。

ですから向き合うとは、その感覚と共にいる、ということです。

 

ずーっと気を逸らさないで、その感覚と共にいたら、どうでしょう?

 

 

空しさというのは、「何もない」という感覚です。

何もないのは嫌だから、テレビやSNSで何もなさを埋めようとします。

 

我々は「何もなさ」を、あまりにも知らなさすぎます。

なぜなら何かですぐに埋めてしまうから。

人生とは全て、「何もなさ」の中に埋められたものです。

 

就職、結婚、人生。

趣味、交際、育児。

余暇、労働、暇つぶし。

感覚、感情、思考、出来事。

 

全ては何もなさの中に埋められたものです。

にもかかわらず、我々は「何もなさ」については、あまりにも知りません。

その中に埋められるものにしか気を取られていないので、「何もなさ」そのものについては、あまりにも知りません。

 

「何もない」を何もないままにしておいたことなんて、今まであったでしょうか?

 

というわけで、いま改めて、空しさに向き合います。

今初めて、ずーっと共にありながら、今まで完全に無視していたそれと、向き合います。

 

さあ、ひたすら空しさの中にいると、どうでしょう。

無の中にいるって、どんな感覚ですか。

 

 

 

 

 

 

不思議な感覚がしませんか?

「こんな場所が今までこんなとこにあったなんて!?」って。

 

ずーっと今まで、その場所はあなたと共にありましたね。

ただそこに注意を向けてこなかっただけで、そこはあなたと共にずーっとありました。

今初めて芯から注意を向けてみて、気づきました。

「あ、ここってこんなところだったんだ」って。

芯から注意を向けてみると、そこは非常に興味深い場所であることがわかります。

 

なにしろ捉えられません。

ぐっと掴んで「はいコレ」というふうに提示できません。

それは「何」とも言えないものです。

今まで生きてきた世界の中で、感じたことのない感覚です。

非常に興味を覚えます。

もっと知ってみたいと思います。

 

ええ、たびたび赴いて、探索してください。

それはテレビよりもSNSよりも、もっと広大で深淵で、比較にならないくらい興味深い対象です。

なにしろ捉えられません。

 

「捉えられない」は「わからない」とは違います。

わかる・わからないという、いつもの感覚とは違う、新しい感覚です。

非常に興味深いです。

 

我々の生きている世界って、「わかる」でなければ「わからない」です。

わかる・わからない、どちらかの世界ですが、ここはそのどちらでもありません。

全く新しい世界です。

 

なにコレ!?

 

新鮮な驚きが、そこにはあります。

 

我々にとっては、今まで生きてきたこの三次元世界が全てでしたが、それとは違う次元があることを、初めて本当に目の当たりにしました。

それは本当に、異次元です。

日常生活のどんな感覚とも違う、異次元です。

今まで生きてきて、初めて異次元の存在を確認しました。

それは確かに興奮します。

 

そこに行ったからといって、別に死にもしないし、宇宙人にさらわれるわけでもありません。

それはいつでも、そこにあります。

あなたと共に、すぐそこに。

 

普段スルーしてるから気づいてないだけで、それはいつでもそこにあります。

今、この瞬間、意識を向けるだけで、その存在を確認できます。

異次元が、全く未知の世界が。

いまここに。

 

さあ、存分に探索してください。

興味の赴くままに、探索してください。

 

そこが全てに優先する場所であることは、さわりを知っただけでわかります。

それが全てであることは、最初の探索でわかります。

実際、そこがあなたにとって、全てになります。

そこが何か非常に本質的なものであると、確信します。

そこを埋めようとするよりも、それを大事にします、そこにいようとします。

それと親しみたくなります。

そこが全てになります。

 

いつでも行けますね、そこに。

テレビをつけるのをやめて、SNSを覗くのをやめて、そこを埋める行為を全てやめて、ただ単にそこに行きましょう。

空しさは避けるべき存在ではなく、帰るべき存在。

 

まずは一度、芯から空しさに向き合ってごらんなさい。

芯からそこに赴いてごらんなさい。

想像を超えた世界は、本当にあるのです。

しかもこんなにすぐそばに。

いつも、あなたと共に。

 

これを見逃す手はありません。

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