「何がしたいかわからない」
よく言いますよね。
この裏には「何かしなくてはいけない」という思い込みがあります。
もちろん、しなくちゃいけないことなんて、何もありません。
わかってますよね、そんなことは。
わかっちゃいるけどやめられない、です。(笑)
しなくちゃいけないことなんて何もないということはわかっているけど、「何かしなくちゃいけない」という思い込みを外すことができない、そういうことですね。
そういう時もですね、ただ単にそういう状況を見てください。
”しなくちゃいけないことなんて何もないということはわかっているけど、「何かしなくちゃいけない」という思い込みを外すことができない自分” を、ただ単に見るのです。
ただ単に見ると、もうそこから抜け出しています。
そしてそれはただ単にそうだ、ということが認識されます。
その中に入り込んでいるから、わたわたするわけですね。
そういう時は、ただ単にそこから抜け出せばいいのです。
で、どうやって抜け出すのかと言うと、「ただ単に見る」によってです。
そのことが見えているということは、もうその中にはいないということです。
中にいては見えませんから。
見えているということは、そのことの「外にいる」ということです。
わたわたの中にいたら、そのわたわたは見えませんが、わたわたの外にいたら、そのわたわたを見ることができます。
見ることによって、そこから抜け出すことができます。
要するに大事なのは、「見ることを思い出す」ということですね。
見ることを忘れてしまうから、いつまでもわたわたの中にいることになってしまうのです。
「見ることを思い出す」
ただ単に見てください。その状況を。なんの色眼鏡もなしに。なんのジャッジもなしに。
めちゃくちゃ安心しますよ。
「ただ単にそれであるだけ」ということは、めちゃくちゃな安心です。
ついでにその視点で世界を見ると、世界はただ単にそうであるだけ、ということもわかります。
「人は悲しいくらい、忘れていく生きもの~」なんて歌詞もありましたが、忘れた時は思い出せばいいのです。
そして今思い出したとしても、またすぐ忘れます。
そしたらまた思い出せばいい。
わたわたの中にドハマリしていると、思い出すことも忘れてしまいますが、それもまたよしです。
結局世界は、それでいいからそうなっています。
それでよくないことが、そうなっているわけがありません。
出来事は全部、それでいいから、そうなっています。
だから、忘れることは全然問題ないのです。
むしろ思い出すために忘れるのです。(笑)
思い出すという行為を生むために、忘れるという出来事が準備されています。
結局我々は、我々の視点を抜け出すことができません。
我々の視点から見えることと、別な視点から見えることは、また自ずから別です。
我々の視点で見えなかったとしても、別にいいのです。
我々にとっては個々の自分が全てですが、全体にとっては我々は一部です。
個々の視点で見るとおかしく見えることも、全体の視点で見るとうまくいっています。
というかですね、我々だって全体の一部なわけですから、全体の視点にアクセスすることはできます。
それは、全体の視点で見たらどうだろうと、その視点に立てばいいのです。
つまり「想像」するのです。
「想像なんて間違ってるかもしれないじゃん」と思われるかもしれませんが、間違ってはいないのです。
Aさんの想像とBさんの想像は、まるっきり違ったものになるかもしれませんが、正解はないのです。どれもOKなんです。
なんであなたにそんな想像が起こるか謎じゃないですか?
あなたが何かを想像してみた。
そしたら頭の中にその想像が広がった。
それって謎じゃないですか?
それが宇宙へのアクセスです。
全体の視点に立ってみる、想像で。
そのときあなたの想像内に展開されるもの。
それがあなたにとってのそれです。
で、その時何が見えますか?
見えますよね、何か。
想像したなら、何かがそこに展開されるはずです。
そして、それを見ることによって、なにか気持ちも湧き起こるはずです。
説明はできないかもしれないけど、何かしらの気持ち。
それは感情というよりも、何かしらの気持ち、フィーリング。
それが宇宙からのメッセージです。
全体の視点には、簡単に立てるのです。
想像によって。
そしてそこからメッセージを受け取ることも可能です。
言葉にすると非常にアヤシく聞こえますが(笑)、やってみるととても当たり前で普通のことです。
生きるっていうことは、結局そんな感じのことではないですか?
つまり、そのままでいいということに、行き着くわけです。
なんかもううまくいっているわけですから、それでいいのです。(笑)
「何がしたいかわからない時、どうすればよいか」というタイトルでしたが、そう、その時はその状況を見てください。
「見る」ってすごい機能です。
見るとわかります。そのままでいいってことが。
そして、そのままでいいってことがわかれば、もう解決です。(笑)
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