人生のしくみを知ると、生きやすくなるでしょう。
何がどういう仕組みでどうなっているかを知ると、どうすればいいかがわかります。
「どうすればいいかわからない」という場合、まずは「何がどういう仕組みでどうなっているか」を知るといいでしょう。
何がどういう仕組みでどうなっているか。
まずですね、意識というものは、階層構造になっています。
「人間的な意識」と、「宇宙的な意識」です。
「人間的な」というのは、三次元的、物理的な意識、ということです。
動物として、この地上に生きている、具体的な存在としての意識です。
食べ物を欲したり、より高い地位を目指したり、画策したり、企んだりする意識です。
これはですね、非常に具体的です。
「ミュージシャンを目指す」とか「ラーメンを食べる」とか「年収100万アップを目指す」とか。
非常に具体的でハッキリしている事項です。
そしてもう一個、「宇宙的な意識」ですが、これは人間的な意識の上位にある意識です。
「自然的」とも言えます。
これは、人間的な意識と反対に、ハッキリしない、具体的ではない、捉えどころのない意識です。
捉えどころのない意識をどのように捉えるか。
いわゆる「五感」は、具体的なものを捉える感覚です。
これは人間的な意識とセットになっています。
人間的な意識、人間的な生活は、五感と共にあります。
では、自然的な意識はどのように捉えるかというと、「第六感」です。(笑)
五感ではない、第六の感覚ということですね。
それは具体的なものではありませんから、具体的な人間生活のなかでは、明らかにされていません。
具体的な人間生活のなかでは、そんなものはない、ということになっています。具体的ではありませんから。
具体的なものが全て、人間的な生活が全て、という人には、理解するのがなかなかむずかしいことでしょう。
…
さて、このように二段階の意識があるわけですが、「今、自分がどっちにいるか」これが非常に重要になってくるわけです。
つまり、「人間的な意識」にいるのか、それとも「宇宙的な意識」にいるのか、ということです。
人間的な意識にいると、道に迷いますし、どうしらたいいかわからなくなります。
なぜなら、地上にいるから。
地上にいると、迷路の中で迷子になります。
容易に迷いますし、どっちがゴールかもわかりません。
宇宙的な意識にいるということは、そこからフッと浮き上がるということです。
上位の意識ですから。
フッと浮き上がると、迷うということがありません。迷路の壁の上ですから。
ゴールを目指すということもありません。もはや迷路のコースをやってないので。
つまり、もはや迷うことはないし、どうしたらいいかわからないということもありません。
人間的な意識ではなく、宇宙的な意識にいる、ということが、うまく生きる秘訣です。
そのために必要なのは、「いま自分がどこにいるかを把握する」ということです。
…
よくあるパターンが、いま自分がどこにいるのかを把握することなく、とにかく何かをやってしまうことです。
「何をやるか」は重要ではありません。それは二の次です。
最も大事なのは、「いま自分がどこにいるか」です。
うまくいっていないならばまず、いま自分がどこにいるのかを把握してみてください。
それは必ず、人間的な意識にいるはずです。
人間的な意識の中で、迷子になっているのです。
その場合、まずは宇宙的な意識に行ってください。
そして、それで終わりです。
以上、終了です。
宇宙的な意識にいれば、あとは勝手にうまくいきます。
人間的な意識に戻りさえしなければ。
人は意外と簡単に人間的な意識に戻って、「ちっともうまくいってないじゃないか」と、何か力技を発揮しようとしてしまいます。
いえ、うまくいってないように見えるのは、人間的な視点に戻るからです。
人間的な視点でうまくいってないように見えても、宇宙的な視点から見たらうまくいっているのです。
「うまくいっていないじゃないか」と人間的な視点に戻りさえしなければ、うまくいくのです。
人間的な視点に戻ってしまう。
すべての失敗の原因はこれです。
ただ宇宙的な視点に居さえすれば、それでいいのです。
ですから、「いま自分がどこにいるか」を常にチェックしましょう、ということです。
ただそれだけでいいのです。
まあその「ただそれだけ」が、なかなかむずかしいわけですが。(笑)
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