責任を引き受けると、世界が開ける

今自分が経験している現実は、自分が生み出したものだと認めてしましましょう。

どんな現実であっても、それは自分が生み出したと、認めてしまいましょう。

「なんで自分がこんな目にあわなきゃいけないんだ」などと、誰かや何かのせいにしていたら、現実はいつまでたっても変わりませんから。

 

責任は100%自分であると認めた時に、初めて自分の手で現実を作ることができます。

他人のせいにしていると、いつまでたっても自分の手で現実を作ることができません。

 

「おれは何も悪くないもん、あいつが全部悪いんだもん」

そう言いたくなる気持ちもわかりますし、もちろん、そう言っててもいいでしょう。

でも、それで困るのはあなた自身です。

 

いつまでも責任逃れをしているということは、いつまでも自分の人生を他人に委ねているということです。

どこかで責任を引き受けなければ、現実は変わりません。

真の自分を生きることはできません。

 

 

自分で責任を取るとは、どういうことでしょうか。

例えば何かイヤなことが起こっても、それは他人のせいではなく、自分のせいであると認めることです。

「は?そんなの絶対相手が悪いに決まってんじゃん。どう考えたって100%相手が悪いっしょ」としか思えない場面であってもです。

 

できます? そんなこと。

通常の感覚でいったら、かなり難しいことです。

というか、ハッキリ言って無理でしょう。

 

これをやるためには、「なぜそうしたほうがいいのか」を心底理解していなければ無理です。

理解無しには、この行動は無理です。

普通の感覚なら、どう考えたって無理です。

無理だからこそみなさんの現実は、いつまでたっても変わっていないわけです。

 

 

じゃあその理解とは何でしょうか。

なんでそうするのが良いのでしょうか。

 

それは「自分の人生を自分でコントロールできるようになる」からです。

 

責任は他人にある、としてしまったら、その人生は他人の支配下になります。

責任を100%自分に認めることによって、100%自分の人生を、自分の支配下に置くことができます。

 

何が起こっても人のせいにはせず、それを引き起こしたのは自分であると認めるのです。

反射的に人のせいにしても、そこでグッと気づいて立ち止まり、一回深呼吸をして「ああ、自分の思考がこれを生んだんだな」と認めます。

そして「じゃあもうこれを生まないためにはどうすればいいかな」と考え、方向転換しましょう。

 

望まない現実を生んでいる自分を認め、その状況を俯瞰し、そして望む方向へと舵を切ります。

自分に起こっている現実に対して、自分が責任を引き受けるのです。

自分がその現実の責任者になるのです。

そして、責任者らしく現実を仕切るのです。

あなたの望む現実を、あなた自身が作るのです。

 

たとえ望まない現実であっても、自分が作ったと認めます。

そのことによってあなたは、現実を作るパワーを回復します。

自分が作っているんだという自覚が生まれます。

 

その現実を作る力によって、今度は望む現実を作ります。

まず、現実を作る力を、あなたの手に取り戻します。

その後にその力で、望む現実を作るのです。

 

 

認めれば力が生まれます。

自分が現実を創造しているのだと認めれば、力が生まれます。

力が感じられないのだとしたら、それはあなたがまだ100%認めきっていないからです。

 

その現実、あなたが今生きている現実。

それはあなたが生んだものです。

「そうかぁ、これがオレが作った現実かぁ」

どんなにささやかでも、どんなに惨めでも、それはあなたが作ったのです。間違いなく。

 

試しに100%認めてごらんなさい。

どうですか?

力が回復してきませんか?

「ああ、オレがこの現場を仕切ってるんだな」と、力がみなぎってきませんか?

 

責任を引き受けると、ワクワクしてくるのです。

なんでも自分の思い通りにやっていいんだというワクワク。

力が湧いてきます。

 

そこはあなたの現場ですから、あなたが采配をふるうのです。

今までいかに力を発揮してこなかったかが、ハッキリしませんか?

「ああ、なんとまあ人任せにやってきたことか」と。

なおかつ人任せにしておきながら、思い通りにいかないと文句を言います。

そのタチの悪さが自覚できますでしょうか。(笑)

 

もう人に任せるよりも、自分でやっちゃったほうが早いです。

そして楽しいです。

現実をクリエイションすることは、とても楽しいです。

さっさと責任を取りましょう。

そしてその立場を楽しみましょう。

 

あなたの現場においてあなたは自由に振舞えます。

だってあなたが現場監督だから。

あなたがあなた自身を発揮することが、真の創造であり、真のパワーです。

 

「責任を取る」っていうと、みんなそれを恐れたり避けたりしますが、実はその先にこそ果実があるのです。

世の中の社長さんや偉い人は、ちゃんと責任を引き受けているから、あれだけのお金やらパワーをもっているのです。

 

あなたの場合は、従業員や部下に責任を持つ必要はありません。

「あなた自身」にだけ、責任を持てばいいのです。

それが本当に、あなた自身の世界を作るということです。

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