命の重さ

命に重さなんてない。

それは人が勝手に与えたもの。

実際量りようがないじゃない。

秤の載せるっての?

 

命の重さは、頭の中だけで、想像の中だけで、与えているもの。

 

 

命を守ろうとするのは、エゴの仕事。

個の存続のために働くのが、エゴ。

個が死なないよいうに、命を守るのが、エゴの仕事。

ぶつかりそうになったらよける、責められそうになったら逃げる、怖い場所には近づかない。

 

人は凶悪犯罪やテロに恐怖を覚える。

だって自分が死にたくないからね。

無意味に、無差別に殺されるなんて、自分はいやだし、みんなもきっといやなはず。

 

命は守るべきもの、大切にするもの。

地球よりも重いもの。

 

 

それらは全部、エゴの発想。

宇宙から見たら、我々の命なんて、別に何でもない。

何の重さも、与えてない。

 

エゴの声を聞いていると、足元をすくわれる。

命に重きを置いてしまう、命を守ろうとしてしまう。

 

いやもちろんそれは、当たり前のこと。

ただし、そこよりもっと上の段階は、ある。

 

エゴのレベルよりもっと上のレベル。

命を守ろうとするよりも、もっと上のレベル。

 

 

それは、命を生かすこと。

生を謳歌すること。

拡大し、成長し、燃焼し、歓喜すること。

 

マイケル・ジャクソンの自叙伝に、スリラー制作時の言葉として、こんな記述がある。

「そのためになら、死んでもいい」

命を燃焼させるなら、そのために死んでもいい。

そしてスリラーは、世界一売れたアルバム。

 

あなたが生きている意味はそれです。

命を守るために生きてるんじゃない。

命を生かすために生きている。

それを使って生を謳歌するために、生きている。

 

 

このことに、あなたもきっと、胸の奥で納得しているはず。

なぜならあなたは最初からそのことを知っているから。

そのために生きていることを知っているから。

 

どんなに抑えつけられても、片時も無くしたことがないもの。

あなたに意識されなくても、一瞬たりとも消えたことのない、その衝動。

 

輝きたいという衝動、燃焼したいという衝動、やり尽くしたいという衝動。

 

どんなに硬い殻でも破って、そこから芽を出すのが、命です。

どんなに抑圧しても、そこから芽を出すのが、命です。

 

前に伸びようとする衝動、上へ上へと向かう衝動、たとえ死んでも燃え尽きようとする衝動。

 

人は輝くのが本当であると、みんな胸の奥で知っています。

それが命の本質だから。

 

 

命は重いんじゃない、軽いんだよ。

その重さでズブズブと沈んでいくようなものではなく、そこに縛られて身動きがとれなくなるようなものではなく、その軽さで天に羽ばたき、無限の拡大を続けるもの。

成長し、拡大し、楽しむもの。

 

だからといって、今すぐ何かをしなきゃいけない、ということはありません。

 

ただ、思い出してください。

本当の気持ちを。

胸の奥に宿る、本当の気持ちを。

ただただ、思い出してください。

 

あなたはお金が欲しいんじゃない。

恋人が欲しいのでもない。

あなたが本当に欲しいのは、自分自身です。

自分自身を取り戻したいのです。

本来の自分に戻りたいのです。

 

そのことを、思い出してください。

何のために生きているか。

命の本当の意味を。

コメント

タイトルとURLをコピーしました