世界と調和する時

以下、ゆっくり、じっくり読んでみてください。

 

今そこにあるもの。

今すでにあるもの。

それ以外にあり得ないし、それでしかあり得ません。

 

「こうであったはず」

「そうであってもよかったのに」

いろいろなご意見があることでしょう。

でも、それらではありませんでした。

いろいろな可能性があったかもしれませんが、今、現にあることが、あることとして、あるだけです。

 

「そうでしかない絶対性」

 

そこから私たちは、逃れることができません。

世界はそうでしかないのです。

この逃れようのない絶対性。

これとひとつになる時、私たちは宇宙と一体化します。

 

それでしかない絶対性は、否定のしようがありません。

「絶対」ですから。

例外はありませんし、抜け道はありません。

今そうである宇宙と同じように、私たちも「今、そう」です。

私たち自身が「今、そう」である時、それは宇宙と同調しているということです。

 

しかしながら実際のところ、私たちにとって「今、そう」でない時など、あり得ません。

いつだって、「今、そう」です。

どう転んだって、「今、そう」です。

すなわち、私たちは宇宙と同調していないことなど、あり得ないのです。

ただそのことを知らない、というだけです。

 

今そうである様を眺めてみましょう。

世界が現に、今そうである様を。

 

そこには何かがあり、あそこにもまた何かがあります。

そうでしかない状態として、それはそこにあり、これはここにあります。

その完璧にそうである様を眺めてみましょう。

その完璧性を、ただ眺めてみましょう。

 

あまりの完璧さに、感動の涙すら流れるかもしれません。

世界はあまりにも完璧すぎて、呆然と立ち尽くすかもしれません。

私たちはあまりにも普段、世界の不完全性に目を奪われ過ぎていました。

あそこがまずい、ここがイケないと。

不完全そのままに完璧であることを知りませんでした。あるいは忘れていました。

 

完全・不完全は相対です。

そうであったりそうでなかったり、マチマチです。

そして完璧とは、それら全てを含んでの完璧です。

 

「不完璧」とは言いません。

完璧は完璧でしかないのです。

そうでしかない、それ以外がない。

つまり「絶対」です。

 

世界が今あるように、ある。

これはそれ以外は絶対にないという意味で絶対であり、そして絶対であるがゆえに、完璧です。

なにしろ「それしかない」ので。

 

不完全であっても、完璧です。

不完全含めて完璧です。

完全・不完全関係なく、完璧です。

 

ただその絶対性に居てみましょう。

ただ単にその絶対性と一体になってみましょう。

 

世界と調和する時、私たちは幸せです。

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