人は「なぜそうなのか?」と問います。
人間関係の問題、仕事の問題、社会の問題、家庭の問題。
様々な問題について、「なぜそうなのか」と問います。
しかし、ある回答を得たところで、それは解釈の1つにすぎません。
それは真理でも真実でもなく、1つの解釈です。
それは頭痛に効く痛み止めのような意味で、その時の気分を楽にしてくれるかもしれませんが、根本的な健康とは無縁です。
根本的な健康とは、真実を知ることです。
その真実とは、「それがそうであること」です。
人間関係の問題、仕事の問題、社会の問題、家庭の問題、いろいろな問題がありますね。
その問題についての解釈や回答も、様々にあります。
しかし、「その問題がそうであること」については、様々にはありません。1つです。
「その問題がそうであること」
これがつまり真実です。
物事が、そのように、ある、ということが真実です。
誰にも否定できないし、変えようもありません。
…
例えば、自分の努力で状況を変えた、改善したとしましょう。
その場合でもやはり、それはそれ、です。
今度は変えた状況が、それとしてあります。
変えようが何だろうが、その状況がそうであることに、何ら変わりはないのです。
だから、それはそれでいいのです。
というか、それはそれでいいとしか言いようがありません。
物事はどこまでいっても、そうであることに変わりはありません。
物事にどんなに解釈を施したとしても、あくまでそれはそれです。
そして、どんな解釈ですら、やはりそれもそれです。(笑)
どこまでいっても、何であっても、それはあくまでそれなのです。
だったらもう、それはそれでいいじゃないですか。
だって現にそれはそれだから。(笑)
…
それがそれであるのを「ただ見る」、というのが、真実の把握です。
それは誰にでも出来ることであり、今すぐ出来ることです。
そして、それがそうであることは、今までもずっとそうだったし、これからもずっとそうです。
誰にも隠されていませんし、これ以上ないくらいシンプルで明け透けです。
世界はただ、そうである。
それはいつでも変わらない真実です。
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