世界を変える方法

世界はあれやこれやであふれています。

そんなあれやこれやは、到底把握しきれません。

世界をあれやこれやの集合体と見ると、到底把握できません。

 

そんな世界は、一つにまとめて把握しましょう。

世界を一つにまとめるとすると、その一つは何になるでしょうか。

 

それは、自分の「意識」ですね。

世界は全て、自分の意識に展開しています。

あれやこれやは全部、自らの意識の上に展開しています。

 

そうすると、意識をさえ何とかすれば、世界を何とかできるということですね。

 

「意識」とは何でしょうか。

それは「知覚」ということですね。

何かを意識できなければ、世界を捉えることはできません。

世界を捉えることができなければ、その人にとって世界は無いも同然です。

意識とは、「知覚」「捉える」ということですね。

 

ですから、「どのように世界を捉えるか」がすなわち、その人にとって「どのような世界であるか」ということになります。

 

どのように」が、その人にとっての世界とイコールです。

 

あの人には世界はこのように見えている。

この人には世界はこのように見えている。

人の数だけ、世界があります。

あの人の見え方と、この人の見え方は、違います。

どのように世界を捉えるか。

それが、その人にとっての、世界です。

 

「どのように」

楽しく捉えたら、楽しく。

厳しく捉えたら、厳しく。

それはもう、そのまんまですね。

楽しく捉えたら厳しくなったり、厳しく捉えたら楽しくなったりしません。

感じていることがそのまんま、その人が受け取っているものです。

そこの部分については、そのまんまです。

 

じゃあなぜ簡単に望んだ通りにいかないのかといったら、楽しく捉えたいのにそうできない、ということでしょう。

 

本当は楽しく愉快に暮らしたいのに、些細なことで怒ってしまう、そして怒ることに自己嫌悪してしまう、とか。

そういうことです。

思った通りにいかない、ということですね。

 

思った通りにいけば、簡単です。

「楽しくいきたい」を選択して、その通り簡単に楽しくいってくれれば何の問題もないのですが、実際はそうはいかない。

なぜでしょうか?

その原因と解決策はなんでしょうか?

世界を作る原因と解決策

まず原因ですが、それは、選択の意味を取り違えている、ということです。

 

選択って、なんでしょう。

それは「選ぶ」ということですね。

何を?

自分の希望を、ですね。

 

例えば「楽しい」を選んだとしましょう。

「楽しい」を選びました。

楽しくやりたいですからね、うん、楽しいのがいい、そう思いました。

 

「そう思った」

これで選択は完了でしょうか?

 

いいえ、違います。

ここが勘違いです。

 

「そう思った」「それを選んだ」

それでは選択したことになりません。

 

選択とは、「実際にその状態である」ということです。

楽しいを選んだならば、実際に「楽しい状態である」。

これによって、選択が完了したことになります。

 

「実際にどういう状態であるか」

これが選択ということです。

「楽しいのがいいと思いながら、実際は気分が悪い」だと、実際に選択しているのは「気分が悪い」ですね。

「心地いいのがいいと思いながら、実際は恐怖を感じている」だと、「恐怖」を選択していますね。

 

「実際に何であるか」

それが選択です。

 

「思っていること」「希望していること」と、「実際の中身」は違います。

実際にモノを言うのは、実際に感じていること、つまり「中身」です。

 

楽しいを選択するということは、実際に楽しい気分を味わうということです。

楽しい気分を味わうように、心がけるのです。

どうすれば楽しい気分でいられるかを、考えるのです。

 

意識が実際に楽しいで満たされているとき、世界はすなわち、楽しいです。

意識=世界です。

とてもシンプルな仕組みです。

世界を変える方法

まとめますと、まず、「思うこと」=「選択」という間違い。

これは正しくは「実際の中身」=「選択」です。

これが理解できたなら、あとは、実際の中身を自らの希望するもので埋めればいいのです。

楽しいがよければ、実際に楽しくする。

平穏がよければ、実際に平穏を感じる。

方向性さえ間違えなければ、うまくいきます。

正しい方向性とはつまり、「実際の中身をそれにする」ということです。

 

よくあるのが、「実際」とは違う方向に努力してしまう、ということです。

すなわち、自分が実際に感じる方向ではなく、「世間で良いと言われている方向」にいってしまうことなどです。

 

常に正解は、「自分が実際に感じる」方向です。

自分が、いま実際に、何を感じているのか。

常にそれを敏感にチェックする必要があります。

 

自分が、いま実際に、何を感じているのかがわかりさえすれば、後は自然と正しい方向に動きます。

自分が感じていることをキチンと把握し、それを自らの望むものに変えること。

それが、人生を変える、ひいては世界を変えるということです。

 

「どうやって変えるの?」

それはその人次第です。

何を楽しいと感じるかは人それぞれだし、何を気持ち悪いと感じるかも、人それぞれです。

そこは他人まかせにできません。

自分でやるしかないのです。

 

「どうやってかえるの?」なんて質問はあり得ません。

そんなこと、本人以外の誰にもわかりませんから。

 

何はともあれ、仕組みと方法は理解できたと思います。

世界を変えたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました