幸も不幸も、思考がなければ、わかりません。
ただ出来事だけでは、幸か不幸か判断がつかないのです。
我々は常に、思考によって物事を「判断」しています。
そしてその判断が、我々の頭の中に、現実には無い世界を作り出します。
その判断がなければ生まれなかった世界が、その判断をしたがために、生まれるのです。
そして我々は、その世界を、生きています。
現実のリアルの世界ではなく、頭の中で作られた世界を、生きています。
それをやめましょう。
頭の中に別な世界を作ることを、やめましょう。
現実ありのままのリアルを生きてください。
なぜそんなことを言うのか。
それはあなたも、現実のありのままの世界を生きれば、わかります。
それは言うまでもないのです。
当たり前すぎて、言うまでもないのです。
現実ありのままの世界というものは、当たり前すぎて言うまでもないのです。
それは思考以前の話です。
あれこれと言う必要が生じるのは、思考を通過するからです。
「思考以後」だからです。
思考以前は、何も言う必要はありません。
全てがありのままにあることに、何の注釈もいりません。
何をあーだこーだと注釈をつける必要があるのでしょうか。
…
あなたは何を求めていますか。
どうしてそれを求める必要がありますか。
あなたはなぜ自分がそれを求めるのかを知っていますか?
なぜあなたは、それを求めるのですか。
「ない」と思っているからではないですか?
無いから、欲しいわけですよね。
「いや、『思っている』んじゃなくて、実際に無いんだよ」
そう言いたくもなるでしょう。
でもそれは違います。
「無い」は「考え」です。
考えなければ「無い」はありません。
「無い」は無いと考えているから、あるのです。
事実は、あるものがあるだけです。
「無い」なるものは、リアルの現実には無いのです。
それは思考の中にしかないのです。
リアルの現実は、あるものがあるだけです。
思考を外してみてください、試しに。
落ち着いてゆったりと出来る時間に、試しに思考を外して、その状況を観察してみてください。
あるものがただあるだけですよね。
それ以上でも以下でもなく、ただただあるものがあるだけ。
それはもう、いつでもどこでも、必ずそうです。
そうでない時など、あり得るはずもありません。
それは好き嫌いの問題でもなく正義でも倫理でもなく、夢でも希望でも絶望でもどん底でもありません。
「事実」です。
事実は事実しかなく、事実以外に何もありません。
事実は事実しかないのです。
あとはそのことに、いつ気づくかということだけです。
事実は変わりようがありません。
あなたがいつ変わるかです。
事実はあなたに合わせて変わってくれません。
あなたがいつ変わるかです。
下手に頭を使って動かないでください。
必要なのは、動くことじゃなくて、事実を知ることです。
世界の実体は「事実」であり、そのことと一体化すれば、もう何もやることはないのです。
世界と一体化すれば、もう何もやることはないのです。
世界との一体化。
必要なのは、それだけです。
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